では、一貫性のある手法確立において大きな障害となる、「連敗」と「ルール破り」についてお話していきます。
トレードで連敗するのは当然のこと
まずは、連敗から。連敗という言葉は、もう既にかなりいやな響きです。できれば連敗なんて避けたいし、負けようと思ってトレードしている人など一人もいないはずで、連敗すれば悔しいし、「自分はだめなんじゃないか…」と恐怖すら感じるものです。
基本的にトレードにおいて、連敗は避けられません。
単純な話、最初の方でお話ししたように、確率を理解してしまえば、100%の勝率というありえない世界に行かない限り、連敗というものはつきものなのです。
ですが、実際に連敗に会ってしまうと、いくら確率を理解していようが、最初はかなり不安になってしまうはずです。
そもそも、連敗というのは、「手法が効かなくなってしまった」から起こっているのか、「確率的にあって然るべきレベル」なのか、常にわからないというのが、まず辛いところです。
ですが、基本的には、前者の可能性は、常に頭の片隅にはおいておきますが、基本的には後者の可能性を考えて、トレードをしていくべきです。
自分のルールを作って、過去検証を行ったとき、例えば直近3年で最大の連敗はどの程度だったでしょうか。最低限、そこに至るまでは、基本的には確率の範囲内なのです。
それを含めてあなたのルールの期待値であり、勝率なのです。
勿論、上級者になれば、少しずつ連敗時に裁量を加えていき、普通に何も考えずただトレードを続けた場合より期待値を上げていくことができますが、そのレベルになるまでは、基本的にエントリーをするかしないかという部分に裁量を設けてはいけません。
少額でもエントリーしてサンプルを取り続けることが大事
最低限少額でもエントリーして、それを記録しておく必要があります。そうして、実践でのサンプルをルールにのっとって貯めていくことで、本当の意味での一貫したトレードルールの確立につながっていくのです。
1敗なら普通は誰でも次は気にせずトレードができます。ですが、3連敗くらいしてくると、大体もう一度同じチャンスが来たとき、怖くなってトレードが出来なくなってしまうものです。
こういった障害があるということだけでも頭にいれておいて、自分で本当にトレードをしていく際は、なるべく早くこの障害を取り除けるよう、努力していただければと思います。
長くなってしまったので、次回は「ルール破り」について詳しくお話ししていきます。
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