世界中が参加する為替相場では、地政学的リスクを無視することはできません。
まず、地政学リスクとはなにかですが、「ある特定の地域が抱える政治的・軍事的な緊張の高まりが、地理的な位置関係により、その特定地域の経済、または世界経済全体の先行きを不透明にするリスクのこと(マネー辞典より)」をいいます。
もともと、隣接国の間での紛争などがこのリスクでしたが、グローバル化とともに、ある国で発生したことが、全く離れた国や地域に影響を及ぼすようになりました。
たとえば、良い例は、東日本大震災による東北地方での自動車部品の生産ストップが、アイルランドでの自動車生産を中止に追い込んだり、米国のリーマンショックがユーロ圏諸国の債務危機を呼んだり、はたまた中国の景気後退が資源国であるオーストラリアの経済成長を鈍化させるなどしています。
そして、多くの場合、為替レートに反映されます。こんなことがありました。2001年9月11日に米同時多発テロが発生し、翌2002年1月から2008年半ばまで、「EUR/USD」は約7300ポイントの上昇を見ました。
このときのユーロの買い手の中心は、中国、ロシア、中東でしたが、要はドル建て資産が多いこれらの国々が、当時のブッシュ米政権に対して不信感をもち、ドルからユーロに資金シフトしたことが原因でした。このように、どこで何かが起きると、それが他のどこにどのように影響を与えるのかということは、常にイメージすることを習慣づけること大切です。
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