今回はちょっとFX全般から離れたお話にしようと思う。私は大学を卒業してからずっと、金融業界というよりもマーケットに関わる仕事をしている。大学時代は親からアルバイトを禁止され、お酒も飲まないのでコンパに行くこともなく、案外勉強をしていた。
その調子だったので、何となく金融業界に入りたいと思い、為替の区別も全く分からないまま、女性に多かったバックオフィスではなく、フロント側として外国為替でインターバンクの世界に入った。当時は日本の生命保険会社などが大きく動いていて、相場も大きく動き、時には日本銀行の介入も入って大変刺激的な毎日だった。そしてインターバンクでの経験を通じて、たくさんの著名ディーラーの方々と知り合うことができた。彼らの相場観や仕事に対する姿勢は今でも大きく私を支えている。
その後、当時いた為替ブローカーの会社が子会社としてFX会社を作ることになり、そこから為替相場の見通しを書いたり、ホームページのコンテンツ作りに携わるようになったりして、徐々にマーケティングの仕事にシフトしてきた。そのため転職といわれてもピンと来ず、あくまでも仕事が広がっていった結果が現在のマーケティングの仕事である。
為替の世界は狭いので、以前働いていた人と別の会社で一緒になったりすることもある。外資系金融で働くことが多かったので、それ以前に都銀のディーラーとしてお世話してくださった方が外銀に移って来たり、別のFX会社で働いていたりすることも。昔からの人的コネクションによって、良かったら自分のところで一緒に働かないかと声を掛けてくださることもあるし、勤めている会社のセミナー講師としてお越しいただいたりすることもあり、そうした方々と何かしらのご縁が続くようになった。
また初めて会った方でも、業界歴が長い場合は必ず共通の知り合いがいて、そこから話が弾んであっという間に仲良くなってしまう。弊社のセミナー講師についても、昔からの知り合いの方に来ていただくことが非常に多い。なぜなら、何十年も相場の世界で戦ってきているので自身のトレーディング手法を持っているし、長年の知り合いは特に人間としても信頼できるからだ。
金融業界は噂が広がるのも早い。誰かを傷つけたり裏切ったりすれば、瞬く間にその悪い話は広がって二度と信頼されなくなってしまうので、私自身、信頼関係には非常に気を使っている。そうした中で、著名になる以前からお世話になっている方々が、声を掛けるとセミナー講師としてお越しいただけるのは、何よりもうれしいことである。
※この記事は、FX攻略.com2018年5月号の記事を転載・再編集したものです
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\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |