一時期日本国内で選択型自動売買の「ミラートレーダー」を取り扱っていた会社は何社もあったが、商品名にミラートレーダーの名前を冠してサービスを提供している会社は、国内では当社(セントラル短資FX株式会社)のみとなった。
既に搭載されているストラテジーを選ぶだけの手軽さもあり、自動売買初心者のニーズは強く、相場がボックス圏に入ると、利用を希望されるお客さまからの問い合わせも増える。ミラートレーダーで長く取引されているベテランのお客さまも、複数のストラテジーをポートフォリオに入れて(平均5本程度で、グローバルの平均7本程度に比べるとやや少なめ)、余裕資金を十分に持ってじっくりと運用される方が多い。
当社が提供するストラテジーにはさまざまな種類があり、Tradency社(ミラートレーダー提供会社)からのものが全部で733本(2020年7月末時点)ある他、日本のストラテジープロバイダー(ストラテジー提供者)である「GogoJungle」提供によるストラテジーも50本ある。これらのストラテジーには、何種類もの通貨ペアで運用できるものも多いため、実際の選択肢はこの何倍にもなる。
ストラテジーは、他の自動売買取引におけるロジックと同様に、ある一定の時間がたつと相場の動きと合わなくなることも多いため、売買シグナルが出る回数が減り(ストラテジープロバイダーが売買シグナルの配信を止めるケースもある)、ストラテジーを検索する画面にも表れてこないものもある。そのため、ストラテジーの成績や概要などを把握するには、「ストラテジーカード」が役に立つ。そこで得られる情報として、どれくらいの期間で反対売買を行うかを示す「ストラテジースタイル」は特に見逃せない。
ストラテジースタイルは、以下の四つに分類される(2020年8月時点。ただしTradency社提供のストラテジーのみ)。
(1)スイングトレード
1日から数週間の中期間でエントリー/イグジットを行うトレード
(2)デイトレード
1日の取引時間の中でエントリー/イグジットを行うトレード
(3)ポジショントレード
数日から数か月の長期間でエントリー/イグジットを行うトレード
(4)記載がないもの
ストラテジープロバイダー側で記載していない、またはシグナル配信を一時中断しているものなど
割合としては、スイングトレード(全体の44%)とデイトレード(同36%)が全体の8割程度を占める(図①)。ミラートレーダーでは短期間での利益獲得は難しいといわれるが、短めの日数でポジションを持ち、長い目でじっくりと1年程度運用を継続して利益を求める傾向にあるようだ。
※この記事は、FX攻略.com2020年11月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
※当コラムは執筆者の個人的見解に基づいて書かれたものであり、所属先の考えを反映するものではございません。
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