週足や日足で大きな流れをつかむ
FXの取引で誰もが迷うのが、どこでポジションをもつ(エントリーする)のかというところです。
24時間動く相場は、経済指標の発表などのニュースがあると瞬時に1円くらい動いてしまいます。
「あれっ、5分前にレートをチェックしたときと比べてずいぶん動いてしまったなぁ。何があったんだろう?」というような経験は誰でもあるかと思います。
短期で効率良く売買するには、ある程度の経験と勘がいりますが、流れにのった数日から1週間程度のスイングトレードなら、急激な動きをあまり気にせずに、テクニカル分析のポイントのところを狙っての売買がやりやすいです。
慣れてくると、同じような分析方法でデイトレードや短期の売買もエントリーできるようになります。
最初に週足や日足などの大きな流れがどっちを向いているかを確認することです。
とくに、日足が上昇トレンドなのか、下落トレンドなのか、レンジ(もちあい)相場なのか、まったくよくわからない動きになっている、のかの4つの分類のどれに当てはまるかを考えてみます。
考えてもよくわからない場合は、トレンドが明確でない乱高下相場や、動きが極端に少ない停滞相場なので、エントリーは見送ったほうが安全です。
負けないトレードのコツ
基本的に、エントリーするのは上昇、下落、レンジの3つのどれかの動きのときです。
まずは、トレンドが出ている上昇や下落の場合ですが、基本はトレンドについていく戦略になります。つまり、順張りです。上昇トレンドなら買っていく、下落トレンドなら売っていくという戦略です。
どうしても売りができない人は、下落トレンドのときも見送りです。
たくさん取引しないと儲からないというのは妄想です。実際に利益を出しているトレーダーは結構、見送りのときも多いのです。
「確実そうかな?」という場面まで動かないというのが、負けないトレードのコツなんです。
上昇トレンドでのトレード
では、上昇トレンドの場合はやみくもに買っていけばいいのでしょうか?
まぁ、買わないことには始まらないので、日足トレンドが上昇なら、多少間違ったところで買っても損をする可能性は低いので、最初はとにかく、日足トレンドが上昇かどうかの見極めだけに集中するのもいいかもしれません。
まずは、トレンド系のテクニカルの代表的な移動平均線ですが、日足に対して20日移動平均線や25日移動平均線を表示させてみます。チェックポイントは2つです。
① 傾き具合はどうでしょう? 右肩上がりでしょうか?
② ろうそく足は移動平均瀬の上を推移していますか?
もし、右肩上がりで、ろうそく足も移動平均線の上を推移している場合は、上昇トレンドが続いていると判断できます。その場合は、できるだけ安くなってきたところを狙って買っていくことを考えます。
移動平均線の近くまで下がってくるとか、高値から1円以上下がってから買うとか、簡単なルールでいいと思います。
とにかく、急騰時の一番高いところを買うという失敗だけは避けたいです。少しくらいの含み損なら保有したほうがいいです。
1円下がったらあたふたして「損切り」するのは、デイトレードのような短期売買です。
もし、1円で致命的な含み損になるような売買をしている人は、ちょっとリスクが高すぎるので、リスク管理を見直した方がいいと思います。
ただし、「トレンドが変わってしまった」という場合は危険です。この場合は1~2円程度の含み損であっても、損切りすることを考えた方がいいです。一度損切りをして、また買いなおせばいいわけです。
もし、下落トレンドであれば、これと反対の考え方で「売り」から取引をすることを考えるということになります。
次に、レンジ相場のときはどうすればいいのでしょう?
一定のレートをいったりきたりしているのですから、「買い」からでも「売り」からでも取引できますが、レンジをブレイクした場合の損切りは必須です。レンジブレイクはかなり大きく動く場合が多いからです。
逆張りスタイルが基本で、レンジの底あたりまで下がってきたら「買い」、レンジの上限あたりまで上昇してきたら「売り」、という取引になります。
もちろん、利益確定もレンジのなかを動くことを想定して、「買い」ならレンジ上限あたりが利益確定の目安になります。
2~3円程度のレンジ相場になることもFXではよくあるので、レンジ相場になったら、3~5日くらいの目安で売買を繰り返します。
まずは、自分ができそうなところから狙っていけばいいと思います。無理のないトレードが一番大事です。
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\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |