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FXと人

FXと人|Vol.7 もちぽよさん トレード上達の秘訣、勝てない人の共通点、スキャルピングに向いている人

FXと人|Vol.7 もちぽよさん

ファンダメンタルズやテクニカルといった各種分析や、自動売買、システムトレードといった運用方法に目を奪われがちですが、FXの本質は人間と人間の関わり合いで生まれる価格推移です。分析や運用方法が相場を動かすことは決してありません。どんな相場も、動かすのは無数の人です。

この企画では、徹底してFXにおける「人」にクローズアップします。第7回ゲストは、人気と実力を兼ね備えたゲイトレーダー・もちぽよさんです。勝てる人と負ける人の特徴や効果的な勉強方法、検証の重要性、スキャルピングのメリット・デメリットなど、FXで成功するための秘訣を教えてもらいました。

もちぽよさんプロフィール

もちぽよ

FX歴9年の短期トレーダー。スキャルピング、デイトレード主体の明解な手法でファン多し。ゲイスキャFXの開発者。

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●聞き手:鹿内武蔵(FXライター)

早く上達するために必要なのは検証作業

——まずはFXを始めたきっかけを教えてください。

 サラリーマンになるのが嫌で、いろいろな副業を探していたところ、たまたまテレビでやっていたFXの番組を見て、これならいけると思ったのがきっかけです。FXと株どちらをやろうか迷って、株の方が難しそうだったのでFX一本でいくことにしました。

——初心者のころを振り返ってみて、「これはやってしまった」という大きな失敗はありますか?

 最初は5万円ほど入金したのですが、すぐに飛ばしてしまい、また数万円入金して、それもすぐに飛ばす…みたいなことを繰り返していました。また、1日中ずっとスマホのチャートに張りつき、意味のないトレードを重ねて大負けすることも多かったです。どちらも初心者にありがちな失敗ですね。その当時はちゃんとした手法が確立されておらず、「もう上がりそう」「そろそろ下がりそう」という値ごろ感のみでトレードしていたので、負けるべくして負けたという感じです。本当に何の根拠もないのにトレードをしていました。

——今のスタイル・やり方にたどり着いたきっかけがあれば教えてください。

 投資スクール系の会社で働き始めたことをきっかけに、FXへの取り組み方や考え方が大きく変わりました。既にその会社は辞めてしまっていますが、その当時にプロトレーダーの方と交流することがあり、検証の大切さを学びました。それを機にちゃんと検証をするようになり、勝てるコツみたいなものがだんだん分かってきて、今のスタイルに行き着きました。

 プロトレーダーの方々は自分の負けたところ、勝ったところのデータを全部とっていたので、それを試してみたんです。実際にデータを取っていくと、「こういうときは負けやすいからトレードしない方がいい」とか、「こういうときは勝ちやすいから勝負しよう」という、攻め時と守り時の見極めができるようになりましたね。

——この勉強をしておいて良かったというものはありますか?

 FXにはいろいろな勉強方法があると思うんですけど、今の自分の手法に最も役立ったと感じるのは「ダイバージェンス」と「波形」「マルチタイムフレーム」の考え方ですね。特にダイバージェンスはどの市場でも、どの通貨ペアでも使えるものなので、かなり重要だと思います。もちろん、一つの時間足では機能しないこともありますが、複数の時間足、いわゆるマルチタイムフレームで見たときには間違いなく有効です。この二つは勉強して本当に良かったと思っています。

 極端な話ですが、ダイバージェンスと波形とマルチタイムフレーム以外の勉強はあまり必要なかったですね。たとえエリオット波動を知らなくても稼ぐこと自体は可能だと思いますし、無理して勉強する必要はなかったです。それと、トレンドラインや水平ラインといった各種ラインの引き方も、人によってバラバラなので、ラインは勉強して覚えるより、自分で引いてみて機能するかどうかを確認した方がいいと思います。いろいろと実践してきたからこそ、無駄なものが分かったというのはあるかもしれません。

——初心者に最も効果的だと思う勉強方法を教えてください。

 人それぞれ吸収しやすい方法は異なると思うんですけど、いろいろな人に教えてきた中で思うのは、何でも紙に字を書いて残すのは、あまり意味がないということです。まずは自分の手法を決めて、その手法を当てはめたチャートを毎日見て画面キャプチャを取り、気づいたことをそのキャプチャに書き込む、という作業を毎日やった方が早く効果が出ると思います。

 ただ、結果が出るまでに過去チャートを最低でも3か月分は見る必要があります。3か月ほどチャートを見ていると、自分の手法が勝ちやすいかそうでないかが分かるので、それをデモトレードや少額のトレードで試してみてください。うまくいくようなら、それをどんどんブラッシュアップしていけばいいと思います。

——手法を試すとき、いきなりリアルマネーでトレードするのは危険ですか?

 それは無理があります。いきなりリアルマネーでトレードするのは、これからサッカーを始めようと思っている初心者の人が、本を読んでルールを学んだだけでいきなり試合に出るのと同じです。当然うまくできるわけがありませんし、大けがする可能性も高いです。ほとんどの方がお金を稼ぐことを目的にFXを始めると思うので、いきなりリアルマネーでトレードしたい気持ちも分かるのですが、その前に自分の手法の良いところ・悪いところが分かっていないと勝ち続けることは非常に難しいと思います。FXはすぐに稼げる世界だと勘違いしている人ほど、練習もせずにいきなりリアルマネーでトレードしてしまう傾向がありますね。

——本やWebサイトの記事を読んだりはしていましたか?

 最初のころは読んでいました。FXの本をたくさん買いましたし、FX関連のブログも検索して読んでいましたね。性格的に一つのことにハマるとコレクションしたくなってしまうタイプなので、FXの本も良さそうだと思ったものは片っ端から買っていきました。しかし、今となっては本を読んでもあまり意味がなかったと思っています。というのも、本は読み終わったら満足してしまうことが多いからです。本を読んで知識をインプットすることは意味がありますが、大体の人がインプットで終わり、いずれは忘れてしまうので意味がないと感じています。

 本で見つけた手法を検証せずにリアルマネーで試し、結果が伴わなければすぐに次の手法に移り、ダメならまた次の手法に…という人が多いです。これもスポーツと一緒で、本で知った技をいきなり本番の試合で使うことはできないじゃないですか。一人で練習するなり、練習試合で試すなりして、ようやく使えるかもしれないということが分かるわけです。いきなり本番で試しても失敗するのは当たり前なのに、その失敗で諦めてしまう方が多いのだと思います。

——FXは検証がとにかく大事なんですね。

 大事というか必須です。検証もせずに感覚的なトレードで大きく稼いでいる天才肌の方がごくまれにいますが、それ以外の方は検証をしなければ勝ち続けることはほぼ不可能だと思います。自分で使う手法を一つでも二つでもいいので決めて、その手法の良いところと悪いところを過去チャートで確認する作業をしないと、リアルマネーを投じたときに自信を持ってトレードできませんし、勝てないと思います。

——検証はどのような環境でやっているのでしょうか?

 最初はFT2(フォレックステスター2)を使ったのですが、私には合わなくてMT4で無料で使えるストラテジーテスターに切り替えました。それに自分で使う手法のインジケーターを入れて、ひたすら検証していました。

 検証が面倒くさいのは分かりますが、検証ができないとやはり負け組になってしまいます。検証するのに特殊なツールやスキルが必要だと思っている方も多いようですが、そんなことはありません。MT4やMT5なら過去チャートを数か月分までさかのぼれますし、簡単に検証できると思います。

好奇心なくして成功はあり得ない

——たくさんの方にFXを教えてきた中で分かった、勝てない人の特徴について教えてください。

 他力本願の人は稼ぎ続けるのは難しいですね。あと自分の頭で考えられない人や短期間で稼ぎたいと思っている人、学校の勉強と同じだと思っている人もなかなかうまくいきません。

 最近は、自分のエントリーや決済のポイントを公開する人が増えましたが、そういう情報に頼って他力本願でトレードしている人はなかなか勝てるようにならないです。人に頼ってばかりでは何の成長にもつながらないですし、もし頼りにしている人に負ける時期がきたらどうにもなりません。そのとき稼げればいい、というような短期的な視点しか持っていないと結局、勝ち続けられないんですよね。

 そして自分の頭で考えられないというのは、好奇心がないということです。FXを続けるモチベーションが、単純に「仕事を辞めたいから」とか「早くお金が欲しいから」みたいになってしまうと、なかなかうまくいかないです。なぜなら、好奇心がないと自分で調べたり研究したり検証しようという気が起きず、上達が見込めないからです。そもそも、今すぐ勝ちたい、儲けたいという思いが強い人は、FXに対する好奇心がないですね。

 次に学校の勉強と同じだと思っている人ですが、これはチャートパターンを暗記すればいいとか、手法をたくさん覚えればいいとか、とにかく学校の勉強のようにFXに取り組んでいる方のことです。トレードはどちらかというとアクティブで、実践することが大切です。FXはたくさん勉強して知識を頭に詰め込めば勝てると思っている人が多いのですが、そうではなく最低限の知識を入れたらすぐにデモトレードとかで実践経験を積んだ方がはるかに成長しやすいです。9年間FXをやってきて、このやり方が最短だと思いました。

——逆に成功するタイプの人にはどのような特徴がありますか?

 どのようなジャンルでも、成功するのはやはり好奇心がある人ですね。何かで稼ぎたいとなったときに、大体の人は目先のお金にとらわれてしまいます。そうではなく、なぜこうやったら稼げるんだろう、なんでこうなっているんだろう、なぜあの人は稼げているんだろう、というのを深堀りして研究していける好奇心がある人はあっという間に伸びると思います。成功するためのキーワードは、「好奇心」ですね。

スキャルピングは忙しい方にも勝機あり

——短期売買をメインにトレードしているのはなぜですか?

 トレードの実況配信をスキャルピングでやるのは厳しいので、今はデイトレードをやっていますが、元々はスキャルピングがメインでした。なぜスキャルピングを選んだのかというと、ポジションを長期間持つのが精神的にしんどかったからです。トレードはできるだけ早めに終わらせたいので短期売買をメインにしましたが、短期売買でなければダメというわけではありません。スキャルピングのつもりでポジションを持ち、そこからさらに利益が伸ばせそうであれば、長期間保有することもあります。その辺は臨機応変にやっていますね。

——スキャルピングのメリット、デメリットを教えてください。

 スキャルピングの一番のメリットは、ボラティリティのある時間帯に絞ってトレードをすれば勝てるチャンスがそれなりにあり、忙しい人でも勝負になることです。あとはロットを増やすことで短い時間でも収益を出せるのもメリットですね。

 反対にデメリットは、時間帯によって取引チャンスが限られてしまうことです。例えば、ボラティリティが低めの東京時間でしかトレードできない場合、値幅を取りにくいのでスキャルピングは難しいです。やはりボラティリティがないと、スキャルピングはうまくいきません。1時間の間に30pips動くくらいの値幅は必要ですね。

——スキャルピングに向く人、向かない人についてはどうお考えですか?

 そもそも一口にスキャルピングといっても、さまざまな種類があるんですよ。一般的に、スキャルピングは短い時間足を見て数秒で決済するというイメージを持っている方が多いと思いますが、そんなことはなく、大きな時間足のトレンドに乗って、比較的ゆったりとトレードするスキャルピングもあります。また、大きな時間足でレンジのときにスキャルピングをすれば、レンジの上下でゆったりと利益を狙えます。そういうやり方を理解している人はスキャルピングに向いているかもしれません。逆に、それを分かっておらず、1分足チャートに張りついてせわしなくトレードしているような人は向いていないと思います。大きな時間足の流れを意識して下位の時間足で利益を拾っていくスタイルならば、相場に張りつかなくても利益を上げることが可能です。

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——結果が出ていないトレーダーの方へのアドバイスをお願いします。

 負けトレードを振り返ったり、自分の手法をブラッシュアップしたり、検証する時間が足りていない人がとても多く、そういう人は一時的に勝てても、それが続かないです。逆にいえば、検証や手法のブラッシュアップなどに時間を割けば、いずれ勝てるようになります。何となく勉強するのではなく、これと決めたものに集中して取り組み、徹底的に掘り下げていくことが大切だと思います。

トレードは待つこと、そして休むことも大切

——ありがとうございました。ここからは、読者の皆さんからいただいた質問へのご回答をお願いいたします。まずは、こちらから。

Q.「待つのも相場」といいますが、待つことの重要性についてどのようにお考えですか?

 待つことは大事というよりも、待たないと負けます。たまに待てずにエントリーしてしまうことがあるんですけど、そういうときはあまり利益を伸ばせなかったり、負けてしまったりすることが多いです。自分の手法の条件に当てはまらないポイントでエントリーしてしまうと、やはり負けやすいですね。何の根拠もなく、軽い気持ちでエントリーするのは止めましょう。

Q. 低ロットでトレードしていて勝率が高くなってきたのでロットを上げたのですが、負けることが多いです。解決策はありますか?

 これは単純に損益を意識しすぎているからではないでしょうか。エントリーしてから損益金額が表示された画面を気にして見続けているのが原因だと思います。稼ぎたいという欲があまりにも強くなってしまうと負けやすいです。それと、ロットを一気に上げすぎているのかもしれません。自分の資金や実力に見合っていないロット数だとトレードがブレてしまうので、あまり上げすぎないようにコントロールした方がいいと思います。

Q. よくツイッターで画像を出されている逆張りっぽい指値のタイミング、根拠などを知りたいです。

 誌面の都合上、詳細は割愛しますが、大きな時間足で急騰したり高値を更新したりしたときにダイバージェンスが発生していれば狙い目です。ダイバージェンスが出て、上昇のパワーが減ってきたタイミングで短い時間足でトレードする感じですね。マルチタイムフレームの考え方をベースとしています。

Q. 成果が出ないとき、気が滅入りそうなとき、やる気・モチベーションを上げるために、どのようなことを考えますか?

 先出しトレードをやり始めた影響で、2020年はうまくいかなかったトレードが多いです。先出ししたからには負けられないと思い、余計なトレードをしちゃっていたんです。欲が出て失敗し、大きくへこんだ時期もありました。そのような状態から立ち直るためにどうしたかというと、身近な人に弱音を吐いたり、お酒を飲んだり、外に出たりして気を紛らわしました。損失を取り戻そうと気負うと、どんどん追い詰められていくので、トレードからいったん離れるのも効果的だと思います。チャンスは絶対にまた来ますからね。

Q. デイトレードするならどの時間足をメインで見ればいいでしょうか?

 1時間足・4時間足・8時間足・日足ですね。大きく上がるとき、下がるときはだいたい4時間足~日足が絡んでいます。大きな時間足に表示したテクニカル指標が買われ過ぎ、売られ過ぎを示唆しているときに、ドーンと下がったり上がったりすることが多いです。デイトレードでは基本的に4時間足~日足でテクニカル指標を見ていくといいんじゃないでしょうか。

Q. ポンド円とポンドドル、どちらのポジションを取るかの選択方法が知りたいです。

 ユーロポンドとドル円とユーロドルを見ます。例えば、ドル円が下がりやすくてポンドも売られやすい状況であれば、ポンド円を選んだ方がいいですよね。基本的には、ポンドとの組み合わせとなる円やドルがどうなっているのかを見ていきながら選んでいます。

※この記事は、FX攻略.com2021年3月号(2021年1月21日発売)の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

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