資金減のリスクを分散するポートフォリオ
投資の世界では、性質の異なる商品や手法を組み合わせて運用し、トータルで利益を目指すのが一般的です。こういった組み合わせのことをポートフォリオと呼んだりもしますが、「一点勝負を避けて、資産が大幅に減ることを防ぐ」ことが主な目的です。こういったリスクを減じるための行動のことをリスクヘッジと呼びます。
性質が異なる商品を併せ持つことになるため、ひとつの商品の価値が下落しても、別の商品の価値が上がる、あるいは上がらないまでもあまり下落しないことで、資産全体の価値が急激に低下することを防ぐ役割があります。
組み合わせやすいのがトラリピの特徴
こうしたリスクヘッジは、商品同士に相関性がないほど効果的です。つまり、なるべく違う性質の商品を組み合わせるのがセオリーです。
この点で、マネースクエアのトラリピは他の商品や手法との組み合わせがはかどります。一般的な裁量トレードとトラリピはほぼ正反対の性質を持つため、組み合わせることで両者の良さを引き出すことができます。
下に3パターンほどの組み合わせ例を載せましたが、他にも有効なポートフォリオはあるかもしれません。
ただしトラリピとなにかを組み合わせて運用することで、単純に必要な資金が増えてしまうという問題は発生します。特に組み合わせやすい、中長期目線のトラリピはそれなりの資金が必要になるため、別のやり方の証拠金がこれに上乗せされることで、投資資金に余裕のない人には実行が難しい考え方になってしまいます。
ですが、長く投資を続けるために有効な考え方なので、トラリピを運用する方は、今すぐでなくてもこの考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
様々なリスクヘッジの形
リスクヘッジとは、リスクを低減するための行動の総称です。異なる通貨ペアを同時に保有したり、FXとそれ以外の金融商品を組み合わせるなど、いろいろなパターンのリスクヘッジが考えられます。今回紹介する、トラリピと性質の異なる別の投資手法を組み合わせることも、また一種のリスクヘッジといえます。
トラリピと併用してヘッジするなら?
トラリピを単独運用してもいいですが、性質の異なる投資と組み合わせることで、対応力が高いポートフォリオを構築できます。
広範囲のトラリピを安全に運用するとき、相場逆行時のリスクを考えてイフダン本数を抑えめにしている人が多いはず。そういう人は、トラリピとは別に短期的な値動きを積極的に狙っていく手があります。こちらは売買回数が多くなるため、小ロットで十分です。
高金利通貨ほど暴落しやすいのは相場の基本ですが、売り持ちするとマイナススワップとなります。そのデメリットを高金利通貨の買いトラリピでカバーするという考え方もあります。スワップ支払を嫌い、積極的に売れない状態が回避されるでしょう。
広いゾーンのトラリピをベースに、特に美味しいと思われる価格帯に、狭いゾーンのトラリピを重ねる戦略も考えられます。トラリピのイフダンは等間隔に設置されますが、単一でなく複数のトラリピを併用することで、狙うゾーンにメリハリを持たせられます。
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中級者トレーダーの第二、第三の運用として
上の例のように、トラリピは様々な裁量トレードと有効に組み合わせることができます。いいかえれば、普段はデイトレやスキャルピングがメインの裁量トレーダーでも、自然に併用できます。トラリピはフルオートで動き続けますから、一度分析して設定してしまえば、普段いそがしい方でもほぼ24時間運用が可能です。これからFXを始める方はもちろん、すでに自分の手法が固まっている中級者以上のトレーダーにも、第二、第三の運用手段としてオススメできるのがマネースクエアのトラリピです。
さらに昨年末から日経225証拠金取引を対象としたトラリピも可能となり、ますますポートフォリオとしての選択肢は広がっています。
※この記事は、FX攻略.com2016年3月号を転載したものです
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【トラリピ向上委員会】
・第1回~FX初心者がやりがちなミスをトラリピが救う
・第2回~高金利スワップ狙いのポイント
・第3回~既存の手法とセット運用する効果
・第4回~日経225証拠金取引によるトラリピの魅力
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
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\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |