市場関係者の多くが注目している2017年フランス大統領選挙。1回目の投票が4月23日に行われましたが、過半数を獲得した候補者がいなかったため、上位2名(マクロン候補とルペン候補)による決選投票が5月7日に行われます。
決選投票ではEUとの関係強化に前向きなマクロン候補優勢の声が上がっています。しかし、EU離脱の是非を問う国民投票を主張するルペン候補が当選した場合は、ユーロ崩壊のシナリオが現実的になり、為替に大きな影響が出ることは必至。FXトレーダーとして、EU各国の大きなイベントには常に目を光らせていたいものです。
そこでこの記事では、為替に大きな影響を及ぼす2017年のEU主要各国における選挙スケジュールをまとめました。FXにおいて政治リスクはつきもの。これらのイベント前後は相場が大きく変動する可能性がありますので、しっかりと覚えておきましょう。
2017年4月〜EU主要各国の選挙カレンダー
4月23日 | フランス大統領選挙 第1回投票 |
5月7日 | フランス大統領選挙 第2回投票 |
6月11日、18日 | フランス国民議会選挙 |
9月24日 | ドイツ連邦議会選挙 |
フランス大統領選挙(2017年4月23日 、5月7日)
第1回の投票で過半数に達する候補者が現れなかったため、5月7日に決選投票が行われます。候補者は次の2名。
- マクロン氏(無所属、前経財相)
- ルペン氏(国民戦線党首)
この2人の主張は真っ向から対立。EUとの連携強化、移民の受け入れに前向きなマクロン氏に対して、ルペン氏はEU離脱を問う国民投票の実施や移民規制を主張しています。
1回目の投票後の調査ではマクロン氏優勢とのことですが、今回2人に投票しなかった有権者が次回どちらに投票するのか最後まで分かりません。
ちなみに、在日フランス大使館のウェブサイトでは、フランス大統領選挙の知識を試す10のクイズをやっています。『第1回投票と第2回投票の間に候補者の1人が死亡した場合は?』ーーどうなると思います? 答えは在日フランス大使館のウェブサイトでご確認ください。
フランス国民議会選挙(6月11日、18日)
今年の選挙のポイントは、中道・右派勢力が単独過半数を取れるかがポイント。ルペン党首率いる国民戦線は議席数を伸ばすと見られています。EU主要各国すべてに言えることですが、EU離脱を掲げている極右政党がどこまで躍進するかが一つの焦点です。
ドイツ連邦議会選挙(9月24日)
下院にあたる連邦議会の選挙が9月24日に実施されます。与党のキリスト教民主同盟(CDU)が第一党になり、メルケル首相が続投するというシナリオがありましたが、社会民主党(SPD)の支持率急上昇を受けて、首相の交代も現実味を帯びてきました。
ただし、ドイツでは移民規制に賛成・反EUのスタンスの政党AfD(ドイツのための選択肢)の支持率は高くなく、EU離脱を問う国民投票などの為替に影響を与えるサプライズはないと思われます。
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