株をバリバリやっている人にもFXを知ってもらいたい［鹿内武蔵］

いまだ為替を株と同じものと思う人は多い

FX攻略.comが創刊されて8年になりますが、その間にはリーマンショックもあればアベノミクスもあり、米ドル／円の月足のチャートを見ると、谷に転落し、そこから這い上がってきて今に至るという感じです。

けっこうな長い時間が経っているわけですが、いまだに「株の本の仕事ですよね？」なんていわれるわけです。そういうときには「僕の本は為替の専門誌なんです。ドルと円を交換するあれですよ」みたいな説明をするわけですが、いまだFXは知られてないんだなと感じるのです。

それに対し、株の認知度はさすがですね。学校の社会の授業でも近い範囲に触れるはずですし、なにより「将来有望な会社の株券の価値は上昇する期待がある」という理屈は、日常生活からイメージしやすいのでしょう。

為替と株の比較の話は大切なテーマで、これまで何度か書いたりしてきていますし、今後も書いていきたいですね。

ここで大切なのは、どちらが優れているか、劣っているかという話ではないんです。両者にはそれぞれ特徴があり、勝ちやすい局面もまた違います。なので、株やFXに限らず、いろいろな投資先の選択肢を持つことで、利益を出せるパターン、損失を食い止められるパターンが増えます。

いろいろなトレーダーさんを取材してきましたが、勝っている人にはいろいろな商品を使い分けている人もそれなりにいましたよ。たとえば普段はFXのデイトレですが、下落局面では将来有望な株を安く仕込む、とか。

そういう意味では、株をすでにやっている方にも、FXのメリットやデメリットを知ってもらいたい気持ちはありますね。

そのあたりも含め、FXの魅力や特徴をもっともっと発信していくのが、私たちのミッションではないかと思います。

（FX攻略.com　WEB編集長　鹿内武蔵）

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