不景気ならスワップ運用を中断して積極的な売りを!!
スワップ金利を狙うトレードをする場合、基本的に高金利通貨ペア/低金利通貨ペアの組み合わせの買いを保持することになると思います。高金利通貨ペアとは、豪ドル、NZドル、南アランド、トルコリラあたりが最近ではメジャーですね。
ですが、こういった通貨は総じてリスクに弱い点を忘れてはいけません。世界的に景気が悪化したり、突発的な事件が起きたとき、真っ先に売られるのがこういった高金利通貨なのです。分かりやすい例が2008~2009年のリーマンショックのときで、同じ時期で豪ドル/円は米ドル/円の約2倍下落しています。
高金利国は経済的に発展途上であり、安定感がないと評価されているため、リスクオフ(リスクを避ける動き)の展開になれば、優先的に売って手放されます。そのため、下落相場では一気に下落します。
逆にいえば、安定感がなくリスクに弱いからこそ、金利が高いとも言えます。日本や米国、スイスなど、経済的に安定していて通貨が強い国は総じて低金利です。
この事実から導き出される点は二つ。
世界的な下落トレンドを察知した時点で、スワップトレードをいつでも中断できる準備をしておく点と、下降トレンドが明確なら高金利通貨ペアこそ積極的に売るべきである点です。
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スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
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