FX攻略.com本誌は、2016年から編集長が代替わりするなど新体制に移行しています。何が変わったのかといえば、いろいろ変わったのですが、その中でも大きな変革のひとつが、これまで以上に多くのトレーダーさんと実際にお会いするようになったことです。
一番大切なのは値動き
日ごろからFXの世界で真剣勝負をされている方のお話はとても勉強になり、また新しい記事のアイデアの素になります。
それで、最近いろいろな方とFX談義をさせていただいて、共通するひとつの考え方が見えてきました。それは、
「大切なのは値動きのみで、テクニカル分析は究極的には不要」
という考え方です。
移動平均線やボリンジャーバンド、MACDといったトレンド系指標、RSIやストキャスティクスといったオシレーター系指標は、どちらも価格変動を個別の計算式で処理し、チャート上に図示したものです。見た目や効き方は違っても、どれも値動きが基準になっているのは同じです。
ですが、これらのインジケーターは、見た目に分かりやすく、売買を示唆する動きがたくさん出ますので、こちらにばかり目を取られて、肝心の一番大切な値動きの分析や研究が疎かになっていないか?…と問われれば、自分にも心当たりがあります。
テクニカル分析はローソク足の次
あくまで例ですが、一般的にボラティリティが低いと利益を出すことは難しいといわれています。が、ボラティリティが低くてもオシレーター系はさもトレンドが発生しているような動きをしていますよね。それはオシレーター系の指標が、相対的な値動きの比率や順位などを表示するものであり、トレンドの強さは考慮されていない、割合を表示する指標だからです。だから、ローソク足より先にオシレーター系指標だけを見てしまうと、狙うべきでないタイミングでポジションを取ることになるわけです。
トレンドの有無や強弱、市場参加者が注目している高値や安値の水準、直後に控えているイベントなどがあり、そのうえでトレードの精度を上げるためにテクニカル分析がある、くらいに思ったほうが、相場の本質である値動きから目をそらさないのではないだろうか、という気がしています。
そういう意味で、相場の大切な部分が詰まっている、ローソク足、チャート分析に立ち返りたいと思っています。
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