流動性リスクを聞いたことがありますか?
FXと他の投資商品、金融商品を比較する際、メリットもデメリットもたくさん出てきますよね。その中には、何度も皆さんが見たことがあるものも多いと思います。「FXは取引時間が長い」「FXは手数料が安い」あたりはよく見るFXのメリットですよね。
ただ、あまり言及されないものの、「実はこれとてつもなく重要じゃね?」ってものを、今月は紹介したいと思います。それは「流動性リスク」です。
流動性リスクとは、流動性が低いことにより、自分が好きなタイミングで保有商品の売り買いができない、特に手放せないことの危険性です。
このリスクって、FXの経験しかない人には、なかなかイメージできません。他ならぬ私がそうで、FXが初めて手を染めた投資でして、それ以降個別株なども経験しましたが、今でもやっている投資はFXの比重が圧倒的に高いです。なので、流動性リスクについても、実感はなくて知識として知っているだけなんですよね、すみません。
不動産投資は簡単に撤退できない
さて、流動性リスクが一番高い商品ってなんでしょうね。私が知る限りでは、たぶん不動産です。保有しているアパートやマンションがいらなくなったので売ろうとしても、当然ながらすぐに売れないですよね。
まず買い手を探し、売買交渉をし、実際に物件を引き渡すために発生する手間や時間は、間違いなくハンパじゃないです。私は不動産投資をしたことはありませんが、これは容易にイメージできます。アパートを借りるだけでも、何枚も書類を書き、何ヵ所もハンコを押すわけで、その1億倍くらい大変なはずです。
さらに、価値が下がった不動産が、簡単に売れないという面もあるでしょうね。これがFXなら、どれだけ通貨が暴落しても、必ず買い手は見つかります。むしろ、下がったところで買おうとしている勢力が常にいますから、○○ショックが起きようと、トレンドに逆らった売買をしようとする人がいるおかげで、価値が急落している通貨ペアを、任意のタイミングで手放すことは難しくありません。
ちなみに個別株は、不動産投資ほどではありませんが、FXよりは流動性リスクがあります。処分したい銘柄がストップ安になったりすると、売りたくても売れないですよね。
流動性リスクが一番高いのはまあ人生
このように、損切りだけでなく利食いも含め、「ほとんど狙った価格で売買ができる」のが、FXの大きなメリットであるといえます。あらかじめ予定した価格での売買が期待できるからこそ、かなり厳密に損益比率を計算することもでき、計画的なトレードが可能となります。
また、板に情報として出るため、個別株などではあまりよろしくないとされる、指値や逆指値を入れっぱなしにすることのリスクもありません。むしろ、利食いや損切りがメンタルに振り回されないためにも、事前に決済価格は設定しておくべきです。
ところで、人生の流動性リスクは、不動産投資よりさらに低いですよね。損切りできないことが多すぎます。
※この記事は、富士山マガジンサービス読者限定FX攻略.com編集部便りに掲載されたものを加筆・編集したものです。
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\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |