トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
世界的な株安を背景にしたリスク地合いから、ドル円は107円を割り込み下値を拡大しています。ドル円に弱気バイアスが漂うなか、引き続きNYダウ、米長期金利、VIX指数に注視しながらのトレードとなります。また本日は今週のメインイベントである米消費者物価指数が予定されております。戦略を練っておきましょう。
米長期金利上昇でドル円上昇……とは限らない
乱高下していたNYダウに関してFOMCメンバーからは「米経済は好調で混乱は一時的なもの」との声が聴かれます。ただし、急激に高まったボラティリティがすぐに収束するとは考えづらく、しばらくNYダウの不安定な動きには注視したいところです。NYダウが不安定でリスク局面のなか、本日は米消費者物価指数の発表が予定されており大注目です。
なぜ注目度が高いかと言えば、直近のNYダウ乱高下のトリガーが「米雇用統計ポジティブ→米長期金利上昇→株価暴落」という図式だったからです。そのため、米インフレの最重要指標である米消費者物価指数はこの「米長期金利上昇→株価暴落」シナリオを彷彿とさせます。もし本日発表のコア指数で前月比+0.3%以上のポジティブな数値が飛び出すと、インフレへの警戒レベルがさらに上昇して米長期金利が2.9%もしくは3.0%に迫るようなことも考えられます。そうなった場合NYダウ暴落が再び起こる可能性も否定できません。
今回の米消費者物価指数をまとめると、
ポジティブだった場合、一時的にドル円は上昇するも「株安→リスクオフ」がイメージされ上値は限定的になる可能性があります。
一方で、ネガティブだった場合は素直に売られるといったシナリオが考えられます。指標結果を予想するのは困難ですが、今回の結果がどちらに転んでもダウンサイドリスクが付きまといます。
トランプ大統領の通商政策も足かせに
トランプ大統領はホワイトハウスで開かれたインフラ関連の会合で、「他国に利用されてばかりではいられない」「わが国は対中日韓で巨額を失っている」「貿易においては同盟ではない」述べ、報復関税を行うと明言しました。トランプ大統領が日本を名指しして貿易赤字の原因になっていると批判したことも、保護主義政策的との見方から円買いを誘っているのでしょう。
トランプ大統領は、支持率や影響力が低下するなか、今年の中間選挙に向けてアピールするにはここしかないといった具合に攻め込んできます。こちらの材料も引き続き上値を重くするでしょう。
テクニカル的にも下値は未知のゾーンへ突入
ドル円は昨年の安値(赤線)を更新してさらにもう一段下のステージに入りました。テクニカル面でもここから下は主だったサポートはなく下値は脆弱な状態です。
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