FXトレードを実践していく上で大切なのが、日々の情報収集やチャート分析をするためのプラットフォームです。それぞれに特徴があるので、自身のトレードスタイルに合ったプラットフォームやツールを使うことが重要です。ここでは、岡ちゃんマンさんが実際に活用しているFXプラットフォームをはじめとしたチャート分析のツールやサイトを紹介していただきます。
プラットフォームの特徴を把握して活用
私が主に活用しているプラットフォームは「TradingView」「メタトレーダー4(MT4)」「cTrader」です。今回は、これらプラットフォームの優位点やどんな人向けかなどの特徴をお伝えしていきます。
①TradingView=スイングトレーダー向け
相関関係を使ったトレードに活用できる
私のトレード手法の一つに相関関係を使った手法があります。通貨、債券、株価、商品の相関関係が崩れたときにエントリー・決済をします。例えば、「ドル円が上がると日経225の株価も上がる」「中国株が下落すると豪ドルが売られる」など、金融商品は為替と連動した動きをすることも多いです。これを「相関性」と呼びます。この相関性が崩れる、いわゆる違う動きをすることが一つのトレードシグナルになります。TradingViewでは一つのチャート上に他のチャートを重ねて表示させることができるので、比較しやすく相関性が崩れたタイミングを把握しやすいです。チャート①は、ドル円と日経225のチャートを一つの画面に示したものです。重ねてみると下落・上昇など相関性の有無が一目瞭然です。
表示できる通貨ペアや株価・債券・商品の種類が多い
相関性を見ていくときに必要な通貨ペア・株価・債券・商品など、多種多様なチャートが表示できます。これにより、相関関係を分析する幅が広がり、必要な情報を引き出すことができます。
使い勝手が良い
TradingViewはアカウントごとにデータ管理しているため、自宅のPCで分析・設定したものを、別のノートPCやスマホでもログインさえすれば容易に見ることができます。以上の理由から、私はTradingViewをメインで使っています。
②MT4=自動売買をしたい人向け
素人でもEA(自動売買ソフト)が容易に使える
私自身もEAをトレードに活用しています。
チャート画面をカスタマイズしやすい
私は取引する通貨ペアを絞っていないので、多くの通貨ペアをチェックしています。MT4では12分割や16分割でチャートを表示させることができるため、多数の通貨ペアを同時にチェックできます(チャート②)。
③cTrader=短期トレーダー向け
時間軸を細かく設定できる
cTraderは秒足やティック足などで細かい値動きを確認することができるので、短期トレードをするときにかなり重宝します。私も指標発表時など、価格が急変するタイミングを細かく見たいときに使っています。このように、自宅PCではTradingViewをメインに使い、用途に合わせてMT4とcTraderを使い分けています。
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その他のツール
①世界の株価
各国の株価指数を中心に幅広く視覚的に見やすく表示してくれるサイトです。PCでもスマホでも見やすいのでお勧めです(画像①)。
②Currency Strength Chart
このサイトでは通貨ごとの強弱がグラフ化されているので、トレンドが発生している通貨ペアが一目で分かります(画像②)。ツイッターでもフォロワーの方から「どこのサイトですか?」とよく質問を受けている注目のサイトです。
ツールを活用した私のトレード手法
私はさまざまな通貨ペアや株価などを見て、異変が起きている銘柄にチャンスがあると考えています。その異変を見つけるのに、世界の株価やCurrency Strength Chartを使っています。また、急騰・急落している通貨ペアはMT4を使って探します。急変している通貨・株価・債券・商品を見つけたら、それに関連する通貨を分析していきます。分析にはTradingViewを使い、商品や株価・債券などと見比べながらトレードタイミングを計っていきます。このような作業をしながら1日の戦略を考えます。
戦略を組んだ後は、スマホで確認していきます。私は外出中にチャートを見ながらトレードすることも頻繁にあり、ニュースの内容やエントリーポイントに価格が近づいてないかをチェックしています。そのため自宅PCで分析した内容をスマホでも確認できるTradingViewはとても役立っています。また、EAの稼働状況はスマホのMT4などで確認します。
経済指標や政策金利発表など重要なときには、できるだけ自宅に戻れるようにして、PCで発表時の値動きをcTraderの秒足で動画に記録していきます。チャンスがあればトレードもします。これが私のチャート分析環境と使い方です。ぜひ参考にしてみてください。
※この記事は、FX攻略.com2020年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |