トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
イタリア財政不安のほか、米中貿易問題などリスク要因が混在するマーケットもドル円はわりと底堅い展開が続いています。要因としては、NYダウが史上最高値を更新したほか、テクニカル面でもドル円は年初来高値の113.39円をブレイクして上値が軽くなったことがあげられます。週末には米雇用統計を控え好調な米ファンダメンタルを裏付ける形となるか注目です。一方でユーロはイタリア財政不安がどこまで拡大していくか展望していきたいと思います。
米雇用統計で米経済の好調を再確認か
週末金曜日には米雇用統計が予定されており、現時点でのコンセンサスはこのようになっています。
失業率:3.8%
雇用者数変化:18.5万人
平均時給前月比:0.3%
平均時給前年比:2.8%
失業率以外は前月(前年)より伸び率が低下する予測ではありますが、よほどネガティブな数字が出ない限りはFRBによる利上げ継続方針が変わることはありません。パウエル議長が昨夜の講演で米景気について「見通しは非常に良好」と述べたように米国の高金利、好調な経済を素直に好感するマーケットだと思います。
↓↓ 【FX攻略.com限定】新規口座開設(無料)&1lot取引で月刊FX攻略.com3か月分もらえる!! ↓↓
ギリシャショックの再来?イタリア財政不安の影響は
イタリアの財政問題についてはイタリアの予算案をめぐり、イタリアのボルギ下院予算委員長が「自国通貨を持てば問題は解決する」と発言しました。その後イタリアのコンテ首相が「ユーロに全面的にコミットしている」と火消しに努めましたが、ユーロ安となっています。イタリアの予算案に関しては毎年恒例で、そこまで大騒ぎしなくても良いのではないかと思いますが、マーケットのテーマとなってしまったため、必要以上に反応するでしょう。今後のスケジュールとしては10月半ばにEU側に予算案を提出後、11月にEUから可否が出るという流れなので、向こう1カ月は良い話題になりそうです。
また、ブレグジット交渉やイタリア国債の格下げも予定されておりユーロが売られやすい状況にあります。戦略としては欧米のファンダメンタルが真逆となるため、ユーロドルのショートを考えています。
ブレグジットは正念場!合意を取り付けることができるか
どのようなブレグジットになるかはわかりませんが、ここからが正念場です。ソフトでもハードでも合意が何らかの形であればポジティブになります。8月半ばから買戻しが優勢なところを見るとマーケットはある程度は合意成立をメインシナリオとしつつあるように思えます。
ただ、あしもとでは、メイ首相の発言を聞くかぎり「合意なき離脱」を厭わない姿勢が表れているように思えます。合意なしの方向を打ち出すことでEU側の妥協を引き出したいのかも知れませんが、相当リスクが高いのではないでしょうか。仮に合意なきブレグジットだと、ポンドドルはまた大きく下落することになり、ここ最近上昇してきたこともあってダウンサイドはかなり深いと考えておくべきでしょう。
★スプレッド業界最狭水準宣言。★
みんなのFXなら主要6通貨ペアすべてのスプレッドが業界最狭水準!
米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドル、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円
これら主要通貨が常に低コストで取引できます!
▽ぜひチェックしてみてください▽
https://min-fx.jp/
【ご注意】
※記載の内容は投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではございません。
※投資に関する最終判断は、お客様ご自身の判断でなさるようお願い致します。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性、完全性を保証するものではございません。
※当サービスに基づいて被ったいかなる損害についても、トレイダーズ証券及び情報提供元、関連会社は一切の責任を負いかねます。
※いかなる目的を問わず本情報の複製、転送及び販売を固く禁じます。
↓↓ 【FX攻略.com限定】新規口座開設(無料)&1lot取引で月刊FX攻略.com3か月分もらえる!! ↓↓
【関連記事】
・現役為替ディーラーが何でも答えます!「みんなのQ&A」第14回 市場ごとに特徴はある?[井口喜雄]
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |