井口喜雄

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    2017年1月11日
    2017年の為替戦略は如何に[井口喜雄]
    新年明けましておめでとうございます。トレイダーズ証券の井口喜雄です。本年も皆様におかれましては、より良いトレードの年で有りますようにお祈り申し上げます。今年もどうぞ【Dealer’sEYE】をよろしくお願い致します。 2017年の戦略が決まる重要発言に注目 本日はトランプ次期大統領の記者会見、明日はイエレンFRB議長の講演、20日には大統領就任演説が予定されており、今年のマーケットを占う意味で非常に重要な意味を持ちます。発言内容をしっかり吟味したうえで2017年の戦略を考えるべきでしょう。マーケットでは強気と弱気が混在するなか、トランプ政権が掲げる巨額のインフラ投資や減税など具体的政策のほか、ドル高に対して保守的な一面をアピールしてくるかがポイントとなりそうです。   仮にトランプ政権の掲げているインフラ投資1兆ドル、減税総額10年間で4.4兆ドル、さらに強いドルが意識され事実上ドル高容認でポジティブな内容となれば当然ドルは上昇していきます。米ドル/円であれば118円から年初来高値118.60円が視野に入ってくるでしょう。とはいえ、ここまでのマーケットは、トランプ…
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    2017年1月10日
    特別対談|アメリカが利上げなら、想定すべきはドルの下落だ![井口喜雄、鳥居万友美]
    みんなが利上げイコールドル上昇と思っているときこそ危険。大事なのは、利上げがあれば市場がどう動くか、利上げが見送りならどうなるかを冷静にウォッチすること。データに基づいてこんな警鐘をならす敏腕ディーラーの井口喜雄さんと、カリスマトレーダー鳥居万友美さんが、ディーラー、トレーダー、それぞれのスタンスからアメリカの動向まで語り合った。(対談収録日:2015年8月5日) 注目すべきは利上げ後の動き 鳥居 FXで今関心の的がアメリカの金利。私の周囲でも、金利が上がるとどうなるのか知りたい人が多いですね。 井口 金利が上がるとドルが買われるというのが基本ですが、利上げはある程度織り込んで動いていると思います。大事なのは、利上げのタイミングとその後の動きですね。 鳥居 私はファンダメンタルズが苦手で、チャートだけでトレードしているんです。だから、井口さんにこういう話を聞けるのが嬉しいです。ディーラーの方は、こういう経済情勢とか指標とかをメインにするんですか。 井口 ディーラーによってさまざまですが、ファンダメンタルズというのが根本になければ、やっていけないと思っています。 でも、実際にディールをし…
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    2016年12月21日
    120円を目指す展開も突発的なリスクオフには警戒を[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 FOMCと日銀を通過したほか、週末にクリスマスを控えていることもあり、値動きは限定的になりそうです。しかし、クリスマスから年末にかけての値動きでは、薄商いのなか思惑的な値動きが散見するため、ディーラーとしては気が抜けないのが毎年恒例です。 FOMCと日銀を通過してマーケットの反応は如何に FOMCでは、来年の利上げ予想が3回とポジティブでした。また、会見でもハト派のイエレンFRB議長にしては経済に対しても強気な見方を示すなど予想外の展開ではありました。 一方、日銀金融政策決定会合の黒田総裁も景気判断と見通しを上方修正したほか、今の米ドル/円レートに対して驚くレベルではないとして円安容認と捉えられる発言もしました。驚くほどポジティブな内容ではありませんが、ドル高基調は継続され、しばらく高値圏での展開となりそうです。 米10年債利回りも引き続き2.5%を超えており、米10年債がこの水準にある限りは堅調地合いに変化はないでしょう。10年債を睨みながらのマーケットではありますが、来年1月20日のトランプ大統…
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    2016年12月14日
    今夜のFOMCでハト派イエレン議長はどう出る?[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 上昇を続ける米ドル/円ですが、OPECの減産合意という追い風を背景に下値を切り上げています。トランプ次期米大統領から具体的な政策が発表されるまでは新政権への期待からドル上昇が継続するというのがメインシナリオだと思います。米ドル/円は今週も戦略に変わりはなく、強気スタンスです。仮に押し目があるならば慎重に拾っていくマーケットだと考えます。 FOMCはどちらのシナリオも 今回利上げが確実なものとなっているため、FOMCの焦点は今後の経済見通しや、利上げペースとなります。ダドリーNY連銀総裁が直前に発言した内容をヒントにするならば「財政拡張なら利上げペース若干加速」「金利上昇については遅すぎた」この発言を額面通りに受け取るならば利上げペースは早まりそうです。 しかし、ハト派のイエレン議長はどう出るでしょうか。現状のトランプラリーに警鐘を鳴らす可能性は十分にあり得ます。 また、トランプ氏の経済政策が将来的にどうなるのかわからない現状において、慎重派のイエレン議長が経済見通しをポジティブとすることができるでし…
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    2016年12月7日
    11月大陽線で明確な上昇トレンド入りか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。  米ドル/円は週末にかけて重要な米経済指標の発表が少なく、引き続き米長期金利の動向を意識した展開となります。米ドル/円は米長期金利が急ピッチで上昇していることで調整する場面も見られ、足元はさすがに一服感が出ています。 ただ、米国の大規模景気刺激策への期待感を背景とした米金利上昇、ドル高圧力は続くとの見方は強く、トランプラリーは来年の新政権誕生まで続くと考えています。調整に注意しつつも基本的には押し目買い姿勢で臨むマーケットと言えます。 ECB量的緩和の継続は如何に 明日は21時45分にECBの金融政策発表、22時30分からドラギECB総裁の定例記者会見が予定されており、今週のメインイベントとなります。今週のECB理事会は現在の月間800億ユーロペースでの購入規模を期限延長することがコンセンサスとなっている一方、今までの量的緩和策を終了することを検討しているのではといった報道が伝わるなど、不透明感が強くなっています。量的緩和終了といったシグナルが読み取れないのであれば引き続きドルのトランプラ…
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    2016年11月30日
    ドル円は年末に向けて115円の攻防か[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米ドル/円はトランプラリーが継続しておりましたが、さすがに行き過ぎに警戒感が広がってきました。OPECの原油減産交渉や米雇用統計を前に利益確定の売りも散見され調整が入っています。とはいえ下げ幅も限定的でこのトランプ相場は思った以上に底堅い印象もあります。さて、トランプ相場が一服し今後の展開を考えていきましょう。 OPEC総会やイタリア国民投票のリスクイベント前はポジション調整を OPEC総会が本日、イタリア国民投票が12月4日に予定されており、波乱が予想されるリスクイベントが控えております。基本的にドルが強いことに変わりはないのですが、米大統領選後の上昇が急ピッチだっただけにこのリスクイベントで短期的には深く調整することもあり得るため、一旦はポジションをスクエアにしておいたほうがいいかもしれません。 まず、OPEC総会については減産合意がなされない可能性もあり、仮にそうなった場合、原油の下値は1バレル40ドル付近までの下落はありそうです。また、イタリアでは、国民投票で与党が負けた場合、現政権のレンツ…
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    2016年11月23日
    押目待ちに押目なし!トランプ相場は調整局面も強気スタンスは維持![井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 約2週間足らずで10円近く上昇、トランプ相場で米ドル/円は完全にオーバーシュートしています。現状ではトランプ相場のいい面ばかりが目立っていますが、一つでも悪材料が出てしまうとオーバーシュートしているだけに一気に崩れる恐れもある局面でもあります。ただし、この大相場はまだまだロングでついて行かなくてはならないのだと思います。 短期的には調整局面も 明日24日は米感謝祭があります。昨年の米感謝祭を思い返してみると本当にリクイディティが枯渇していて取引をしている人はほとんどいないのではないかと思うくらいでした。週末も絡んでくるこの感謝祭前にポジションをスクエアにする投機筋は多いと考えることができ、利益確定の売りは相当入るのではないかと思います。この調整局面から仮に110円を割れて押し目を拾えるのであれば理想的な展開なのかもしれません。 押目待ちに押目なし とはいえ、絶好の調整局面ではあるものの、押し目を待ってこの大きな相場で取りこぼしたくはないというのが正直なところです。このまま「財政支出拡大→金…
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    2016年11月16日
    ドル円上昇はどこまで?週末もドル買い祭りとなるか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 トランプ政権誕生でマーケットは大きな変化が生まれています。トランプ氏は大幅減税と財政支出拡大を公言しておりますが、具体的な経済政策が固まらないうちに、長期金利、株価、ドルが上昇するご祝儀相場になっています。さてこの相場の落とし所は一体どこにあるのでしょうか。トランプ相場を考えてみたいと思います。 短期的にはロングでついて行くマーケット 米ドル/円は109円台へ突入しており上昇は止まりません。米10年債金利が急上昇しているため、当然といえば当然ですが今のマーケットは「金利本位制」が鮮明となっており、米10年債が高値で推移していく限りドル買いシナリオで問題ないように思っています。 また、注文を見てみるとショートカバーが圧倒的に多く、売り目線の参加者はこのマーケットについていけていないようです。109円台ではさらにショートポジションが積みあがっており、まだまだ上値余地がありそうに見えます。短期的には素直にこの上昇トレンドの波に乗っていくべきで、リバウンド狙いのショートも可能ではありますが、超短期にとどめて…
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    2016年11月9日
    トランプ勝利!きたる円高時代に備えよう[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。  執筆時点ではまだ確定はしていないのですが、大勢は決しており、ドナルド・トランプが勝利をおさめたようです。 多くの人がヒラリー・クリントン候補の勝利をメインシナリオとしていたなか、6月のBrexitと同様またしてもサプライズとなりました。Brexitの時、離脱は痛みを伴うので選択できないと考えていましたが、英国民の感情はそれを上回りました。 米大統領選挙でも我々が思っている以上に元政権に不満があり、今の現状を変えたいという思いが強かったのでしょう。また、マスコミで報道されている以上にトランプの人気が高かったということかもしれません。 さて、お祭りが終わり、今後の展開はどうなるのでしょうか。 リスクオフは避けられない展開 トランプ氏が実際大統領になった場合、オーソドックスな政治になる可能性がある一方、現在のスタンスのまま突っ走る可能性も否定できません。 マーケットにとって一番厄介なのが不透明感です。この不透明要素の高いトランプ氏が大統領になったことで一旦は世界的なリスクオフ地合いとなり、円が…
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    2016年11月2日
    トランプリスク再燃・リスクオフのマーケット[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。  米ドル/円は105円台で地固めできれば次のステージへ行けるはずだったのですが、原油安、トランプリスク再燃とリスクオフの展開にその機会を失いました。一旦は振り出しに戻った様相です。そして今週末から来週にかけてFOMC(11月2日)、米雇用統計(11月4日)、米大統領選(11月9日)とビックイベントが控えているためしっかりと準備しておきましょう。 FOMCでは声明文の内容がポイント FOMCでは、声明文に12月利上げへ向け確約に近い表現があるかということが焦点となります。昨年は12月に利上げをしましたが、1つ前のFOMCを思い出してみると「次回FOMCで利上げを検討する」と告知をしていた経緯があります。では、今回は12月の利上げに向けて告知はあるのでしょうか。おそらく明言は避けてくるのではないかと思っています。 理由は4つあります。 米雇用統計があと2回も残っており、極端な悪化があった場合に備えたい 既に12月の利上げは75%と十分に織り込んでいるため、これ以上の告知は不要と考えている トラ…