トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
ドル円は111.27円付近が視野に入るか
米中通商協議の進展や、米政府機関再閉鎖の回避期待から日経平均が大幅上昇するなどリスクオンの展開からクロス円は堅調な値動きとなっています。ドル円も110円台にしっかり乗せており、次のターゲットとして200日移動平均線の差し掛かる111.27円付近が視野にはいります。ただし、110円後半(執筆時110.70円)からロングでついていくには心理的な抵抗があります。押し目を待つか、110円台でしっかり根固めできるかどうか少し様子を見ていきたいところです。一方下値は、心理的な節目となる110.00円になりますが、ここを再度割り込むようだとドル高シナリオは厳しくなるため、テクニカル的にこのサポートは踏ん張りどころといえるでしょう。
米消費者物価指数が鍵になるか
このドル高エンジンが加速できるか、失速するかは今夜13日(水)の米消費者物価指数が鍵を握っているかもしれません。先に発表された米雇用統計で米ファンダメンタルは強いことが再確認されましたが、年内の利上げ確率はいまだに0回となっています。やはりFRBが再び利上げに向かうためにはインフレ率を確認する必要があるということでしょう。インフレの最重要指標である米消費者物価指数は要注目です。
また、15日までの暫定予算案は与野党合意による期待感が高まっているものの、トランプ大統領は「満足しているとも喜んでいるとも言えない」と述べています。トランプ大統領が満額回答ではない本案に署名するかは不透明で予断を許さない状況であることに変わりはありません。最終的には無難な着地点を模索することになりそうですが、ここ数日はSNSでの”トランプ砲”が発射される可能性も高く、注意が必要になります。
ドイツはリセッション(景気後退)入りするのか
ユーロ圏の景況感悪化懸念が高まるなか、14日(木)に発表のドイツの10-12月GDP・国内総生産(速報値)に注目が集まります。GDPの指標結果がマイナスとなりますと、2四半期連続でマイナス成長となり、イタリアに次ぎ立派なリセッション入りの判定となります。タカ派で知られるバイトマン独連銀総裁からも直近では「想定していたよりも独景気の弱さが若干長引いている」「独経済に下振れリスクが広がっている」などの弱気発言が飛び出しており、マーケットでは弱気な見方が大勢を占めています。もしドイツまでもがリセッション入りしたとなれば夏以降としていたECBの利上げ期待は剥落するため、今回のGDPはユーロにとってターニングポイントとなりそうです。
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