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FXに活かす経済指標|CPI(消費者物価指数)とは?[月光為替]

CPI(消費者物価指数)とは?

前回はPPI(生産者物価指数)について解説しましたが、次は各国共通指標の2つ目、CPI(消費者物価指数)を取り上げていきたいと思います。

これは、家計が購入する商品・サービス価格の平均的な変化を測定する物価指標です。各国で発表する際、母数や対象物品に違いがありますが、こちらも前回のPPI同様、なるべく需要や季節での価格変動の影響が大きいものを除いた、コア指数に、より重点が置かれています。

簡単に言えば、物価指数を消費者、つまり買い手側から算出したものとなります。

PPIとCPI、どちらの方がより物価指数として大切なのかというのは特にはなく、2つセットで物価の傾向を見ていくものですので、どちらも基本的にはチェックしていくようにしていきましょう。

直近の先進国の傾向では、CPIの方がPPIより低水準になるなど、様々な傾向がありますが、基本的に金融当局はどちらも見て総合的にインフレ率を判断しているので、トータルで気を配るようにしてください。

CPI(消費者物価指数)との向き合い方

さて、ではどのようにこの経済指標と向き合っていくのか。

CPIも、前回のPPI同様インフレなのかデフレなのかを測る指標となります。

ですので、指数が上昇していればインフレ。逆に指数が下落していればデフレに傾いているということになります。

前回のPPIと合わせて、インフレかデフレかを判断する一助としてお使いください。

CPI(消費者物価指数)をFXに活かす方法とは?

では、このCPIからFXのロングショートに活かすにはどうすればいいか。

前回の繰り返しになりますが、インフレになれば通貨安、デフレになれば通貨高という画一的な思考でただただ指標に反応していては、大体悲惨なこととなるでしょう。

“金利動向”or“現在市場で注目されている事象”にどのような影響を与えるのかに毎回立ち返って考えてください。

前回のPPI同様、現在Fedでは毎回FOMC声明文、議事録などで米国のインフレ率に言及していることから、インフレ率を彼らの思考の一助にしていることがよくわかります。

ですので、そういった彼らからのヒントを声明文や議事録、記者会見などからつぶさに取り出し、それと実際の指標の数値から、買いと売りどちらが支配的になるのかを判断しましょう。

“織り込み済みかどうか”の判断方法

さらに重要なのは現在の為替の水準です。これが高いか低いかで織り込み済みなのかどうかも判断していきます。

ただ、織り込み済みかどうかは、“こうなれば織り込み済み”という確たるものがあるわけではありません。

ただ、現在のマーケットが考える金利水準は、37回目の「将来の米国の金利水準を計算する方法」でお話しした方法で把握できますし、さまざまなテクニカル指標を用いることで、ある程度相場水準自体の過熱感をはかることもできます。

また、オープンオーダーやオープンポジションを、何社かのFX会社でみることで、ある程度ポジションの傾きなども予想することができます。

こういったことを総合的に瞬時に判断するのは難しいので、ある程度“織り込み済みかどうか”は事前に結論をつけておいて、あとは出た数値に反応していくだけ、という状態で臨んでいくと、いいトレードができやすいかと思います。

すでに下地ができていれば、指標発表後のボラの高い状態で、おかしい方向に値が進めば、そこはとてもいい逆張りエントリーチャンスだと判断できますからね。

では次回は、90年代日本で物凄く重要視されていた経済指標、貿易収支についてお話ししていきたいと思います。

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