2015年5月7日

スワップが美味しい通貨ペアほど不景気に弱く下落しやすい[鹿内武蔵]

不景気ならスワップ運用を中断して積極的な売りを!!

スワップ金利を狙うトレードをする場合、基本的に高金利通貨ペア/低金利通貨ペアの組み合わせの買いを保持することになると思います。高金利通貨ペアとは、豪ドル、NZドル、南アランド、トルコリラあたりが最近ではメジャーですね。

ですが、こういった通貨は総じてリスクに弱い点を忘れてはいけません。世界的に景気が悪化したり、突発的な事件が起きたとき、真っ先に売られるのがこういった高金利通貨なのです。分かりやすい例が2008~2009年のリーマンショックのときで、同じ時期で豪ドル/円は米ドル/円の約2倍下落しています。

高金利国は経済的に発展途上であり、安定感がないと評価されているため、リスクオフ(リスクを避ける動き)の展開になれば、優先的に売って手放されます。そのため、下落相場では一気に下落します。

逆にいえば、安定感がなくリスクに弱いからこそ、金利が高いとも言えます。日本や米国、スイスなど、経済的に安定していて通貨が強い国は総じて低金利です。

この事実から導き出される点は二つ。

世界的な下落トレンドを察知した時点で、スワップトレードをいつでも中断できる準備をしておく点と、下降トレンドが明確なら高金利通貨ペアこそ積極的に売るべきである点です。

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鹿内武蔵(しかうちむさし)

株式会社tcl代表取締役。2008年のFX攻略.com創刊時から編集部に在籍、本誌と公式サイトの運営に携わる。取材や記事執筆の他、トレーダーとしてFXの運用も日々行っている。好きなテクニカルは平均足、好きな手法はブレイクアウト。

公式サイト:株式会社tcl