スワップトレードを成功させるたった2つの秘訣
スワップポイントの狙い方について引き続き解説していきます。
結局のところスワップトレードは、なにが起きてもポジションを保てるかどうかがすべてです。スワップポイントは日本時間の朝を迎えると発生するので、放置して寝ても心配のないトレード、それが理想のスワップ運用となります。
そのための秘訣は実にシンプルで、「超低レバ」「超安値圏で買う」の2点だけです。超長期的に見てこれ以上下がりにくい水準で、少ない枚数だけをロングする…これを実行できるかどうかが明暗を分けます。
超低レバは計画性のみで実現できますが、超安値圏はそんなにチャンスはありません。スワップ通貨ペアとして人気がある豪ドル/円、NZドル/円は、週足などの長期チャートを見れば一目瞭然、現在高値圏に近い水準にあります。何年も持ち続けられる買いポジションを仕込むには、ちょっと高すぎるのです。
その反面、トルコリラ/円は歴史的な安値水準がすぐ下にあるため、長期の買いを持ちやすいタイミングであるといえます。ただしこの通貨ペアは、米ドル/円とあまり連動しておらず、現在の円安ドル高の大きな流れと別個な動きをしています。どちらかといえばユーロの影響が強く、ユーロ/米ドルの下落と連動して一気に下降する動きが多くなっています。そのため買いを持つことが、全体のトレンドに逆らう形になる可能性がかなりあり、強烈な含み損を耐えるメンタルと資金計画が必須になります。
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---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |