ポジション保有時のみが守備すべき局面ではない
これは投資に限ったことではありませんが、成功を継続していける人は守備意識が非常に高い人です。投資における守備とは、リスク管理とか資金管理、ロスカットなどの知識だと思い込んでいる人はいますが、もっと「そもそも論」があると考えています。
リスク管理や資金管理やロスカットなどが重要になるのは、ポジションを保有している時です。ポジションを保有していると当然、相場の世界は何事でも起こり得るわけですから、そういったディフェンス力が重要であるということは言うまでもありません。
しかしこれは、「ポジションを保有している時」という場合です。さらに、トレードにおいて大切なことは、「ポジションを持っていない時のメンタル」で、プロとアマチュアには大きな差があり、これはとても重要なことなのです。
ポジションを持っていない時、これは本来、ストレスが一切かからないはずです。しかし、アマチュアはポジションを持っていない時ですら、ストレスを抱え、そのストレスによって、本来は注文するべきではない時なのに、合理的な判断ができず、注文をしてしまう場合が多々あります。
アマチュアはポジションを持っていない時、いろいろな妄想をします。早くポジションを持たないと機会損失かもしれない!とか、パソコンを開いたら、習ったばっかりの売買サインがちょうど出てきた、注文するなら今だ!とか。そして、注文した直後に、逆方向に価格が動いて含み損が発生し、後悔。そういう流れです。
自分に合った守備のノウハウを蓄積
注文をするサインを学ぶことはとても大切ですが、サイン探しをするだけではなかなか勝てないのがトレードです。むしろ、注文するべきではない時のデータベースを経験値として蓄積していく姿勢も大切です。そして、注文するべきではない時は人それぞれ異なるので、自分自身がノウハウを蓄積するしかありません。
「正常であれば車を運転する技術はある。けれども、お酒を飲んだら、車の運転はしない」というようなもので、その上「寝不足の時も運転しない」「サンダルの時も運転しない」を追加するなど、「あなただけの運転しないルール」がここにあっても良いのです。このことはトレードにおいても同じなのです。
※この記事は、FX攻略.com2017年11月号の記事を転載・再編集したものです
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スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |