日米大手銀行株を徹底比較!
今回も日本株vs米国株、個別銘柄で比較します。日本の優良、有名企業の株と同業種の米国株を比較することで、どうせ同じような業種に投資するなら米国株の方が良いのでは?と思っていただければと考えています。
日本では長期的な金融緩和で、なかなか金利上昇が期待できず、業績が上向かない銀行株ですが、高配当銘柄であることや庶民が必ず利用するサービス機関であることなどから売買も多く、保有している投資家も非常に多いです。今回はメガバンクの一つである三菱UFJフィナンシャル・グループと、米国の銀行大手ウェルズ・ファーゴを比較してみました。
ウェルズ・ファーゴは、1852年に設立された歴史のある会社で、あの伝説の投資家ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイのポートフォリオで一部売却が見られるものの、依然としてNO.1の14.4%(2017年9月末)を占めており、堅実経営で伝統的な貸し付けに集中し、業績が安定していることで有名です。株主還元にも積極的で、非常に投資妙味の高い銘柄といえます。しかし、営業慣行の不祥事の発覚などがあり、現在は失った信用回復に全力を投じている状況です。一方の三菱UFJフィナンシャル・グループといえば、やはり三菱UFJ銀行ですが、個人4000万口座と圧倒的な顧客基盤を持っており、3大メガバンクの中で最も収益力がありますね。
まずファンダメンタルズ指標で比較してみると、割安感は三菱UFJフィナンシャル・グループに軍配は上がりますが、割安感は今の日本の銀行関連全般的な傾向であり、裏を返せば期待されていないということにもつながるため、比較材料になりにくいです。やはりROEや時価総額で勝るウェルズ・ファーゴの方が期待できそうです。
変化率チャートは2008年4月からの10年間になりますが、その差は一目瞭然ですね。リーマンショック後の2009年頭ではウェルズ・ファーゴの方が下げているものの、それから急回復をして大きく上昇しています。それに対して三菱UFJフィナンシャル・グループは、いまだに2008年4月の株価を回復することができていません。長期投資として配当が高いため、魅力的ではありますが、実は配当利回りもウェルズ・ファーゴの方が高いです。金利上昇がなかなか見込めず、業績の上向かない日本の銀行株よりも、やはりウェルズ・ファーゴなど米国の銀行株の方が魅力的ではないでしょうか。ぜひ注目してみてください。
※この記事は、FX攻略.com2018年6月号の記事を転載・再編集したものです
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