FX力を鍛える有名人コラム

ケッティーのFXテクニカル虎の巻|第9回 トレンド転換を捉えるトレード①

※この記事は、FX攻略.com2017年9月号の記事を転載・再編集したものです

【ケッティーのテクニカル虎の巻 連載記事】
第1回 自分の勝ちパターンを選ぶために
第2回 手法探しの旅からの解放
第3回 トレンドの始まりと終わり、真の押し目・戻り目エントリー
第4回 真の順張りのエントリーとイグジットタイミング
第5回 レンジはレンジでも質の異なるレンジの話
第6回 トレンドレスのレンジ 逆張りトレードについて
第7回 本当に専業トレーダーが美味しい仕事なのか?
第8回 逆張り手法アラカルト

トレンド転換手法にチャレンジした理由

読者の皆さま、こんにちは! いよいよ夏が到来ですね。トレーダーの立場からすると、夏はやりやすい相場とは言い難いです。日本のお盆休みがあるのも然ることながら、欧米のバカンスがあるため、8月は相場が動きにくくなります。ここ数年を分析すると、1日の取引量が増えてくるのは8月25日ごろのようです。

今年も同じようになるとは限りませんが、日本も夏休みですので、こういった時期にこそ思い切って実資金トレードからはいったん離れ、上半期の自身のトレード分析や不得意分野の特訓、長期的な相場の見通しなどを立てる期間に充ててみるのも一つではないでしょうか。

それでは、今月から新しいジャンルの手法について語っていきたいと思います。トレード手法の中でも第三勢力であり、禁断の手法ともいわれるトレンド転換手法です。

トレードを始めて少し相場の事が分かりかけたころ、私は過去のチャートを見たときに、そのチャートに示されている最高値圏や最安値圏で売りや買いをしていたら、どれだけ儲かっただろう…と考えずにはいられませんでした。ところが、周りのトレーダーからは「頭と尻尾はくれてやれ!」という相場の格言があるように、チャートの天底でエントリーをしようとするのは控えるのが大切だと教わりました。

そこで、まずはオーソドックスで誰もがエントリーしやすいとされる、トレンドが発生してからエントリーを仕掛けていく順張り手法の習得に専念しました。順張りがうまくできるようになってから、苦手なレンジ相場での逆張り手法の実践経験を積み、いまだに利確には悩まされるものの、しっかり使えるようになりました。そして、ふとこう思ったのです。「やっぱり、最高値圏、最安値圏でエントリーしておけば、あとは放ったらかしで良いのにな…」と。また、「相場が反転するということは、必ずその反転場面で逆張りを仕掛けるトレーダーがいるからだ」とも感じました。皆さんはこれを読んで、どう感じられますか?

例えば、このチャート①を見てください。見事にアップトレンドからダウントレンドに転換しています。この頂点では、いったん買いポジションと売りポジションが拮抗し、最終的に売りポジションの方が多くなったため相場は反転して下落しました。

そして、この最高値圏や最安値圏でのトレンド転換狙いのトレードに挑戦してみようと思ったきっかけがもう一つあります。それは、「非凡なトレーダーになりたければ、みんなが買っているところで売りを仕掛け、売っているところで買いを仕掛けなければならない」ということを当時読んでいた書籍や自分の検証結果から導いたからです。

そのころの自分は、まだまだ感度の鈍いトレーダーでした。トレンド発生後、かなり伸びてからそれを認識し、順張りを仕掛けるのが1歩も2歩も遅かったのです。そのため、トレンドの最後の伸びは取りにいけるものの、少し楽観的に構えていると損切りにあうこともしばしばありました。

相場の変わり目を読む感性を磨くことが重要

トレーダーに大切な資質の一つに、相場の流れが変わる瞬間、いってみれば風向きが変わる瞬間を感じることができたり、トレンド中の相場がまだ続くのか、いったんレンジ形成になるのかを見極めたりすることができる感度の良さがあると思います。

別のたとえでいうと、恋人の心変わりを敏感に感じ取れたり、相手が自分に好意を寄せていることが何となく分かったりすることに似ていると思います。対象が自分ではなく、周囲の人間でも構いません。人が何となく発している感情をうまくつかめる人は、相場の流れの変わり目にもより敏感に反応することができると思います。この感性は、トレンド転換手法を試みるときにとても役に立ちます。

もちろん、何となくエントリーをしていくのではありません。確固たるテクニカルルールに則って、トレンドの転換ポイントを事前に予測し、損切りになる前に撤退できる場所でエントリーを仕掛けていきます。そうすることによって、再度エントリーを試みることができるという利点が生まれ、損失を極力防ぐことができます。

細かなテクニカルルールについては次号から解説していきますが、最後に皆さんに一つ質問をしたいと思います。「あなたはエントリー後、ずっと含み益で利益が伸びていくポイントでエントリーをしたくないですか?」

※この記事は、FX攻略.com2017年9月号の記事を転載・再編集したものです

【ケッティーのテクニカル虎の巻 連載記事】
第1回 自分の勝ちパターンを選ぶために
第2回 手法探しの旅からの解放
第3回 トレンドの始まりと終わり、真の押し目・戻り目エントリー
第4回 真の順張りのエントリーとイグジットタイミング
第5回 レンジはレンジでも質の異なるレンジの話
第6回 トレンドレスのレンジ 逆張りトレードについて
第7回 本当に専業トレーダーが美味しい仕事なのか?
第8回 逆張り手法アラカルト

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