こんにちは。国府勇太です。
さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。
見るのは日足です。
先週の一言「じり高」
先週を一言で表すと「じり高」です。
1月14日(月)に108.517円でスタートしたドル円。
この日は108円ちょうどまで下げる場面もありましたが、翌日からはしっかりと上昇。
4営業日連続で陽線(始値より終値の方が高いこと)をつけ、週末には高値109.888円と大台110円に迫る勢いを見せました。
結局高値圏の109.748円で週末クローズしました。
派手さはないもののジワジワと週をまたいで上昇する「じり高」の展開となりました。
ただ、ドル円の動きとは裏腹にポジティブなニュースよりネガティブが目立ちます。
特に気になるのはアメリカの政府機関の閉鎖です。
かれこれもう1ヶ月近くも連邦政府機関の一部が閉鎖を続けています(2018年12月22日から)。
この影響で今週のダボス会議へのムニューシン財務長官ら閣僚の派遣も中止と発表。
現在、職員約80万人が仕事を休んだり、無給での勤務を強いられていると報じられています。
(一部の職員は食べるものにも困り、慈善団体などが配給を行っています)
このままの状態が続くと、米国の空港で保安検査官が相次いで職場放棄し飛行機が離着陸できなくなったり、裁判所で民事訴訟の審理が中断したりといったことも起こりえます。
(日本だと考えられない事態ですね)
また、この影響でアメリカの経済指標の発表の延期も相次いでいます。
日本のメディアではあまり報じていませんが、今後も長引けばさらに事態は深刻化し、為替にとってもネガティブな材料となります(ドル円下落)。
ドル円、今週の見通し
じり高となっているドル円。
重要ラインはここです。
大台110円です。
このラインはいぜんサポートとしてワークしたラインであり、ここをしっかりと超えれば、上昇にはずみがつきます。
しかし一方、超えられなければこのラインがレジスタンス(抵抗)となり、大きく下げるきっかけとなりえます。
このライン上での動きを見て、① 反落するようならショート or ②しっかり上昇すればロングという戦略が王道です。
どちらかのサイドだけやりたいというのなら①のショートを推奨します。
ショートの場合、重要なのはモメンタム(勢い)です。
「上昇したから値ごろ感」でショートポジションを持つのはNGです。
とくに大台110円をしっかり抜けたところでのショートポジションはそのまま上昇するおそれがあります
この場合、ただの高値掴みになりかねません。
そうではなく、上昇し、ライン上で反落したタイミングでショートポジションを持つことでモメンタムに乗ったトレードができます。
2019年、まだまだ波乱含みの展開が続きそうです。
今週もリスク管理に気をつけてトレードしていきましょう。
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