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ケッティーのFXテクニカル虎の巻|第3回 トレンドの始まりと終わり、真の押し目・戻り目エントリー

読者の皆さま、こんにちは! 2016年も終わり、2017年が始まります。2017年はマーケットにとってどんな年になるのかとても楽しみです。

※この記事は、FX攻略.com2017年2月号の記事を転載・再編集したものです

【ケッティーのテクニカル虎の巻 連載記事】
第1回 自分の勝ちパターンを選ぶために
第2回 手法探しの旅からの解放

相場の動きからトレンドを見つける方法

さて前回は、トレンドとレンジの定義を明確にすることが、手法を使い間違わず、また手法探しの旅から解放されるということをお話ししました。

この定義について少し角度を変えてお話しすると、トレンドの始まりとトレンドの終わりが分かればおのずとレンジも定まり、つまりは「いつトレンドが始まって、いつトレンドが終了したのか」をしっかりと認識できることが大切という結論に至ります。

私はこのトレンドの始まりを水平線で判断し、トレンドの終わりをローソク足1本で認識するようにしています(チャート①参照)。そして、前回解説したトレンドの定義が網羅されているかを確認します。

このように、トレンドとレンジの仕分けを明確に決めておけば、実際に動いている相場で悩むことがありません。そして、このトレンドと認識した範囲の間だけ、トレンドフォローの手法を使うようにします。

トレンドフォローで翻弄された初期

私はトレードを勉強した初期のころ、本当の意味でのトレンドフォローが理解できておりませんでした。当時、教えてもらった手法はボリンジャーバンドのミドルライン反発での押し目、戻り目でのエントリー。この手法は多くの方が知っているトレンドフォローの王道手法になります。

しかし、私はこの手法を知ったは良いけれども、いざ使ってみると、エントリーした途端に逆行したり、利確のタイミングが定まらず利益が目減りしたりと、うまく使いこなすことができませんでした。なぜ私はこの手法を使いこなせなかったのか、その敗因は今となれば明確です。それは、以下の通りです。

① 長期足、短期足共にミドル反発の場面を探していた
② 明確にトレンド・レンジの仕分けができていなかった

大きくこの2点が挙げられます。

まず①ですが、初心者の方は、この手法は長期足でも短期足でも同時に起こるタイミングだと誤って考えてしまうことがよくあります。

例えば1時間足も5分足もミドル反発場面でエントリーするところを必死に探します。実際、このような場面に遭遇することはほぼありませんし、短期足のトレンドは長く続かず、すぐに損切りになる確率が高いです(チャート②参照)。

また長期足のみを基準にミドル反発でエントリーをした場合は、損切りが深くなってしまうデメリットがあります。ですので、まずはここの認識の仕方を変える必要があります。

『長期足の押し目、戻り目は、短期足では別のエントリー手法で対応する』ということです。この法則を知っていれば、きれいに長期足のトレンドフォローでエントリーすることが可能になります。

そして②になりますが、明確にトレンド・レンジの仕分けができていない場合、長期足のレンジ内での短期的なトレンドでも全てトレンドフォローと勘違いして、ミドル反発でエントリーすることになります。ここは大きな落とし穴です。

ボリンジャーバンドミドル反発での押し目・戻り目エントリー手法というのは、とても理にかなったエントリー手法にはなりますが、これは少なくとも1時間足においてのトレンド状態で使用することを私は推奨しています。

ですので、1時間足がレンジ状態であれば、その場面ではたとえ5分足がトレンドと認識していても、ミドル反発でエントリーすることはご法度です。なぜならトレンドと認識している波は長く続く可能性が低く、いわゆる優位性の低い相場環境といえるからです。

この2点を念頭に置き、これらの場面を除外することができれば、この手法が威力を発揮できる場面をかなり絞ることができます。

話は少しそれますが、第2回でも解説した通り、私たちトレーダーがすべきことは、適切な相場環境で、適切な手法を用いてトレードを繰り返すことです。この連続により利益を積み上げることができます。

それでは、この手法が一番優位性を発揮する環境は、どんな環境になるのでしょうか? それは、チャート③のような状況です。

ポイントは下記の通りです。

① 長期足はレンジブレイク後の1波もしくは2波のバンドウォークをしている場面
② 短期足でミドルバンド反発をしている場面

この2点をおさえることによって、勝率が上がりうまく使いこなすことができます。次回は詳しいエントリータイミングと、利益確定タイミングを解説いたします。

※この記事は、FX攻略.com2017年2月号の記事を転載・再編集したものです

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