※ 通貨強弱はスマホアプリのみで利用可能
通貨強弱の分析はFXでは必要不可欠
前月号で紹介した「ヒートマップ」に続き、トレイダーズ証券は8月15日に新たな投資支援ツール「通貨強弱」を追加した。このツールはその名の通り各通貨の強さ・弱さをグラフで表したもの。取引の方向性を見定めるのに役立つツールだ。
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見た目や使い方などはMT4の定番カスタムインジケーター「カレンシーストレングス」に似ているが、こちらはスマホアプリということもあり、指先の操作だけで通貨や期間を変更することができ、操作性も抜群。みんなのFXで提供されている17通貨の中から8種類を選択して表示することができる。
基本的な見方は1を中心値として、グラフが上がっているほど強く、下がっているほど弱いと判断。例えば、ドルが上がっていて円が下がっていれば、ドル円を買い目線で見るとチャンスが生まれやすいと考える。
FXにおいて「現在どの通貨が買われているのか? どの通貨が売られているのか?」という指標は最も重要な情報の一つ。それを直感的にグラフで把握できる通貨強弱は、トレーダーを補佐してくれるうってつけのツールだといえる。
また、トレイダーズ証券執行役員市場部長の井口喜雄氏も「私個人としても通貨ごとの強弱を見ることができるツールは取引において必須だと思い開発しました」と、いかにこの通貨強弱が重要なツールかを語っていた。
みんなのFXでは立て続けにトレードに役立つツールをリリースしたが、今後も新たなツールの導入を検討しているとのこと。プロも使うツールが手軽に使える“みんエフ”には今後も注目だ。
マイナー通貨の強弱も分かる!
ドルや円などのメジャー通貨はもちろん、香港ドルやスウェーデンクローナといったマイナー通貨にも対応。今までは関心がなかった通貨の強さ・弱さを把握することで、新たなチャンスが生まれる可能性も。みんなのFXで取引可能な17通貨の強弱を表示できる。
通貨強弱はここがスゴイ!
グラフが上昇すると強い、下降すると弱いと見る
1を基準とし、グラフが上昇していれば強く、反対に下降していたら弱いと考える。画面右側の国旗は上から強い順に並んでおり、一目で強弱を判別できる視認性の良さも強み。
さかのぼれる期間は10年前まで
チャートは本日、前営業日、1週間、1か月、1年、10年の6期間から選択して表示させることができる。
17種類の通貨の中から8通貨まで表示可能
みんなのFXで取引できる17通貨の中から、8通貨まで表示可能。通貨強弱の「通貨編集」から自分が見たい通貨をタップするだけで表示を切り替えることができ、操作性も抜群。
過去から現在までの通貨の強弱の推移を見ることも可能
チャート下部のシークバーを左に動かすことによって過去から現在までの通貨の強弱を見ることができる。最大で10年前からの推移を見ることも可能。
通貨ペアの強弱をランキングでも表示可能
ヒートマップと同様に「通貨ペアランキング」も搭載している。ランキング上位の通貨ペアは上昇傾向なので買い目線、反対にランキング下位の通貨ペアは下落傾向なので売り目線と見る。
開発に携わった井口さんにお話を聞く
トレイダーズ証券 執行役員 市場部長 井口喜雄さん
Q.通貨強弱はどんなツールですか?
A.一定の期間における通貨ごとの強弱を指数化したグラフを表示しており、みんなのFXで提供されている17通貨の強弱を見ることができます。現在の為替相場で強弱がはっきりしている通貨ペアを判断するツールとして使っていただきたいです。
Q.通貨強弱で見ることができる期間は?
A.本日、前営業日、1週間、1か月、1年、10年単位の期間で通貨の強弱がどのように推移しているかを見ることができます。10年は月足、1年は週足、1か月は4時間足、1週間は1時間足、前営業日と本日に関しては10分足の終値を基に作成しています。
Q.表示するべき通貨はありますか?
A.デフォルトで表示されている通貨がお勧めです。他にはポンドやユーロ、ポーランドズロチなどの欧州の通貨のみを表示させて欧州ではどこが強いのかを探すといった地域ごとに表示する使い方や、通貨を3~4種類に絞って表示させるのも有効だと思います。
Q.お勧めの手法はありますか?
A.使い方は順張りに適していると思います。強い通貨と弱い通貨を探し、強い通貨を買って、弱い通貨を売ることが利益を獲るためのポイントになります。ただし、通貨強弱はあくまでサポートツールです。通貨強弱で取引する通貨ペアの目星をつけ、テクニカル分析でエントリーポイントを見つけて取引しましょう。
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※この記事は、FX攻略.com2020年11月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |