トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
EU離脱交渉最終局面 どうなるブレグジット
英EU通商交渉は昨日「合意へ向けて前進」との報道を受けてポンドが上昇しています。「合意する、しない」のヘッドラインはこの数か月何度も繰り返していますが、離脱期限が迫っているだけにマーケットは大きく反応せざるを得ない状況です。英EUが年内の合意を本気で目指すのであれば今週中に合意の声が聞こえてきそうですが、ジョンソン英首相は昨日時点でも「合意なき離脱の可能性が最も高い」としており、コメント1つで流れが変わるヘッドライン相場なので注意が必要です。
現段階では「合意あり離脱」「合意なき離脱」「交渉延長」はすべてあり得るシナリオです。戦略として最も可能性が高そうな来年も「交渉延長」であればポンドドルは1.32~1.36位の大きめのレンジでリバウンド狙いも可能です。ただし、合意ありなし関係なく年内の離脱となればロングもショートも損切りしなくてはなりませんので悩ましいところです。やはり、大きく持っていかれないようにポンドのトレードはヘッドラインに集中しながら短期売買に終始したいと思います。
今年最後のFOMCは如何に
ポンド主導のマーケットでドル円は蚊帳の外で動きもありませんが、本日は米小売売上高、FOMC、パウエルFRB議長の発言とビックイベントが控えております。焦点はFOMCで追加緩和やフォワードガイダンスの強化が示されるかです。米国では新型コロナウイルスの第三波による感染拡大で再び外出規制が強化されており、景気回復の後退懸念からさらなる追加緩和を行うとの見方もあります。しかし、新型コロナウイルスのワクチン期待や、来年のバイデン政権に配慮して今回は追加緩和を見送り、フォワードガイダンスの強化のみとなるのではないかと考えています。
追加緩和策を示さなかった場合、あしもとのドル安に調整が入るかもしれませんが、大きなドル安トレンドを変えるまではいかないと思っています。ドル円も103円ミドルから下は本邦機関投資家の買いも散見されており、ショートで突っ込みにくいところもあったので仮にドルが上がる展開があればその戻りを狙っていきたいと思います。
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