当企画は、投資家の眞壁憲治郎さんが募ったトレーダーの皆さんにFXで「わらしべ長者」を目指していただこうというもの。「労働者から資本家へ」をテーマに掲げ、参加者が知識と技量をしっかりと身につけながら、わずかな資金からでも大きく勝てるようになっていくことを目標としています。
第3回MKB杯も終盤。参加者に感想を聞く
眞壁 第1回から第4回まではトレード技術に関して解説、第5回より実際の運用を基に話しています。同時にトレードバトル(以下、MKB杯)を開催しました。これは30万円から3か月間の成績を競う企画です。30万円から積み上げていくのも「労働者から資本家へ」がテーマとなっています。
眞壁 この記事が載るころにはMKB杯も第3回を終えて、優勝者が決しているでしょうね。現在は9月20日、まだまだデッドヒート中です。前々回より、目標→実施→結果というプロセスから成果を目指しました。お招きしたのはツイッターで交流のある、うち嫁さんとSUZUKIさんです。うそ偽りのない現実として、最終局面の状況はいかがでしょうか?
うち嫁 こんにちは。いきなりですが、私は退場しました。サードステージの途中、開始資金の30万円が15万円まで減り、たまらず資金を口座から抜きました。現在は再入金することなく相場を見守っている状態です。
SUZUKI 僕もここまでの状況ではトータル4万円ほどのマイナス収支となっており、厳しい結果です。当初立てた戦略では荒い部分もあり、3回目の出場もマイナス着地となりました。
眞壁 ありがとうございます。この3か月も非常に難しい相場で、なかなかままなりませんでしたね。今回はお二人の感想などをお聞きしたいと思いますが、まずはこの3か月を振り返っての心境を教えてください。
SUZUKI MKB杯はトレーダーの実力を純粋に競う場として設けられています。有名ではなくても着実に結果を出す人もいますし、僕のように結果が振るわない人でも相場に向き合う機会が得られる場所です。僕自身、普通に過ごしていたら前と変わらず悶々としていたところを、今は自分の現状を認識できています。このような気づきの場をいただけて感謝です。
うち嫁 今大会は、事前準備・計画・実行といった形で取り組み、修正を加えながら少しずつ積み上げていく戦略をとりました。結果として「計画を実行できなかった」の一言に尽きます。相場でいうところの自分のルールを厳守できなったということです。分かっていてもできないことを痛感する大会となってしまいました。いつもならここから立て直すところですが、今大会は前人未到の連覇を目標に掲げていたこともあり、その目標を失ってからは心が折れてしまいました。
SUZUKI お気持ちは分かります。僕も開幕早々は良かったものの、途中から崩れていったので、やきもきしました。2か月目に生活面での見直しを課題で入れてもらい改善が図れました。生活面の見直しができるなら相場でもできるだろうと思い、今までいただいた資料などを読み直して修正を重ねています。今のアプローチを続けていきたいです。
眞壁 お二人共ありがとうございます。前回の総括で「身体と精神は一体であり、生活・仕事・トレードはつながっている」という話をしました。いささか精神論ではありますが、私は投資で利益を目指すのと同時に、より良い自分を完成させてほしいと思います。ちなみに「今後しよう」という目標や「今やっていることを継続しよう」という日課はありますか?
うち嫁 今大会の結果を受け、見直さなければいけないことがあります。それは姿勢です。気力がなくなってからは、今までやれていたことができなくなり、やるべきこともできなくなりました。相場に負けはつきものですが、その負けを引きずることなく、やるべきことはやらねばなりません。どんなときも姿勢というのは大切です。初心に帰り、人格を磨くことから始めたいと思います。
SUZUKI 僕は「資格を取るための勉強」をしようと思います。宅地建物取引士の資格を取得するために、来年の受験を目指して真剣に勉強します。相場や生活面では、戦略室で報告していた週報をツイッターやブログで公開します。適当な取引をしていると週報の内容が曖昧になりますが、公開することで自分を律したいと思います。少し面倒ですが、日々続けることで常により良い自分を目指して頑張っていきます!
眞壁 お二人にとって実りある3か月になっていれば幸いです。コロナ禍で世の中が疲弊している今だからこそ、じっくり取り組んで前を向きたいですね。
うち嫁 はい。今大会を通じて自分の弱い部分に気づくことができ、新たな課題もできました。SUZUKIさんには、自分が苦しいときでも他人を思いやること、どんなに苦しくてもやるべきことをやる姿勢を学ばせていただきました。本当にありがとうございました!
SUZUKI 僕も当初は「自分を律する3か月にする」と宣言しましたが、自分を律するためにどう向き合うかを考える3か月間になりました。何も考えず後退していた今までから、現状を認識できるまでは目が覚めました。後は計画を立て、実行して、結果を出すだけです。今年も残り3か月、結果にもこだわります。また、戦略室に参加させていただき、相場への取り組みを考えることができました。生活改善も減量と日々の仕事に改善が見られています。今後もさらに精進します!
眞壁 ありがとうございます。語り尽くされたので、あとは実践あるのみです。年末辺りに再び語らいたいですね。次回は優勝者インタビューを予定しています!
※この記事は、FX攻略.com2020年12月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
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サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
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