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高田資産コンサル流「日経225先物・オプションの需給分析の実践方法」
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注目の日柄
- 1月4日~8日の週←1月6日安値102.57円の安値と一致
- 2月22日~26日の週←2月23日安値104.91円と一致
- 3月24日~25日(昨年の転換日)←前日が108.39円の安値
- 4月12日~16日の週
- 5月17日~21日の週
ドル円は、3月31日に110.96円の高値をつけた後に、調整入りしております。
この調整が終わるタイミングは、4月12日~16日の週か、この翌週、もしくは5月17日~21日の週あたりに注目をします。
調整が終わると、日足が陽線となり、5日移動平均線を日足の終値ベース上回り、25日移動平均線に達する上昇が起こりますので、日足が陽線となるかどうかと、5日移動平均線の攻防で調整完了か否かの判断をします。
波動
3月31日の110.96円が5-5波の高値になりました。
短期的に最も重要なのは5日移動平均線で、次に25日移動平均線の攻防となります。
特に5日移動平均線を終値ベースで下回った状態が続くと、下降トレンド継続と判断することになり、5日移動平均線、25日移動平均線が上値抵抗として機能し続けると、108.39円や、107.05円の節目試しの下落が起こり得ます。
23.6%押し~38.2%押しは109円~107.80円ですので、5日線、25日線が上値抵抗になる場合は107.80円への下落も下値の目途として注目をします。
日足が陽線となることも、底打ちからの反転上昇開始のサインになり得ますので、注目をします。
サイクル
ドル円の日足のサイクル(安値と安値の間の営業日数、上図の黒の数字)は、 短いと2週間程度、長いと5週間程度で、概ね3週間~5週間の間に収まることが多いです。
サイクルの上昇期間(安値から高値までの営業日数、上図の緑の数字)は、短いと1週間以内、長いと3週間程度続きます。
上昇トレンド時は上昇期間が長くなりやすく、もみ合いや下降トレンド時は上昇期間は短くなりやすいです。
サイクルの下落期間(高値から安値までの営業日数、上図の青の数字)は、短いと1週間以内、長いと4週間程度続きます。
下降トレンド時は下落期間は長くなりやすく、もみ合いや上昇トレンド時は下落期間は短くなりやすいです。
現日足サイクルは、3月23日安値108.39円から開始しており、サイクルトップは3月31日の110.96円です。
その後はサイクルボトムに向けての下落が起こっており、日足サイクルボトムの水準は、さらに下落する場合は、3月23日安値108.39円に対する2番底や107.05円の節目が候補となります。
また、フィボナッチリトレースメント23.6%押し~38.2%押しは109円~107.80円ですので、107.80円も下値のターゲットとして意識します。
日足サイクルボトムを打った後の最初のサインは、日足が陽線となることや、5日線を終値ベースで上回ることです。このいずれかが起こった場合は、日足サイクルボトムを打って、反転上昇が開始した可能性があるとみることになります。
週足サイクルについては、1月6日の102.57円がサイクルボトムです。
過去の傾向からは、週足ボリンジャーバンド(25)の+1σ~+3σへの上昇が起こる傾向がありますが、+3σへの上昇も達成済みです。
今後は週足ベースでのバンドウォークの上昇に発展するかどうかに注目し、週足の+1σを割り込まない限り、もう一段上の節目の116.56円を試す展開が起こり得るとみることになります。
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ドル円の節目
- 116.56円
- 110.68円
- 107.05円
- 104.80円←強弱の分岐点となる重要な節目
- 101.17円
- 97.54円
- 95.29円
107.05円は重要な節目ですので、これを上回って推移していると、ドル円の想定レンジは107.05円~110.68円となります。
110.68円を上回って推移していると、ドル円の想定レンジは110.68円~116.56円となります。
107.05円を下回って推移していると、ドル円の想定レンジは104.80円~107.05円となります。
- 4月19日~23日の週は、①112.21円、②109.15円
- 4月26日~30日の週は、①112.40円、②108.96円
- 5月3日~7日の週は、①112.59円、②108.77円
上記の「毎週変わる節目」の考え方は、現在の相場に照らし合わせると①と②は上値目途や上値抵抗として注目します。
最重要は、110.68円、107.05円の節目で、上記の①②も併せて注目していくことになります。
ボリンジャーバンド(中心線を25に設定)
もみ合いの場合は、日足は-1σ~+1σの間でドル円は推移することになるため、ドル円が中心線(25日線)を挟んで、+1σ付近に上値を抑えられ、-1σ付近に下値を支えられて、バンドの傾きがほぼ横ばいであるときは、典型的なもみ合い相場です。
トレンドの時は、上昇トレンドなら、中心線(25日線)が上向きで、上向きの+1σに沿う形の上昇となるか、上向きの+2σに沿う形の上昇となるし、下降トレンドなら、中心線(25日線)が下向きで、下向きの-1σに沿う形の下落となるか、下向きの-2σに沿う形の下落となります。
上記を踏まえた上で、現在のドル円の日足を確認すると、バンドが横ばいに転じておりますので、上昇が終わって、もみ合い相場に入った形です。
ここからの調整が浅い場合は、は108.39円や107.05円の節目までの下落で止まりますが(もみ合いの範囲内)、深い調整に発展する場合は108.39円や107.05円の節目を試した後も高値切り下げの相場が続き、ボリンジャーバンドが下向きとなります。
ドルインデックスとドル円の比較
ドル円がサイクルトップをつけて下落が開始する時や、ドル円がサイクルボトムをつけて上昇が開始する時には、ドルインデックスとの間に高値日のズレや、安値日のズレが生じることがよくあります。
また、ドルインデックスが上昇トレンドにある時は、ドル円の下値は限定的になりやすく、上値を追う場合もあり、逆にドルインデックスが下降トレンドにある時は、ドル円の上値は限定的になりやすく、下値が拡大する場合があるため、ドルインデックスの動向も見ながら、ドル円の売買戦略を考える必要があります。
直近のドルインデックスと、ドル円を比較すると、先週のドル円相場の強弱感はドルインデックスと同等の展開が続きました。
強弱感が同等である場合は、ドル円のサイクルボトムはまだ先となりますが、ドル円が相対的に強い場合は、底打ちが近いサイン(または2番天井に向かうサイン)と解釈することになります。
結論
1月4日~8日の重要日柄は102.57円の安値と一致し、同時に週足サイクルボトムとなりました。
その後は3月31日の110.96円まで上昇したが、これが週足サイクルトップと一致したかどうかが今後の注目点です。
110.96円が週足サイクルトップかどうかの判断方法は、107.05円の節目、週足の+1σ、75日移動平均線を維持し続けるかどうかです。
維持すれば週足サイクルトップはまだ先になる可能性があり、割り込むと週足サイクルトップをつけた可能性が出てくると解釈をします。
週足サイクルトップがまだ先なら、116.56円の節目や毎週変わる節目の①を目指す可能性がありますが、3月31日の110.96円が週足サイクルトップなら、104.80円の節目まで下落する可能性が出てきます。
日足サイクルについては、日足が陽線になるかどうかと、5日移動平均線を終値ベースで上回るかどうかに注目し、これが両方起こらないと、短期的にも下落が続きやすく、これが両方起こり、翌営業日も上昇すると反転上昇開始の可能性が高まります。
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