FX力を鍛える有名人コラム

FX、先物・オプション取引、株式投資で勝つための思考[高田智雄]

高田資産コンサル流・売買戦略の考え方

FX、先物・オプション取引、株式投資で勝つための思考

FX、先物取引、オプション取引、株式投資、この全てに共通することは、いずれも「相場」である、ということです。

そして、「相場」を簡潔に説明すると、下記の通りです。

「流入してきた資金を奪い合う世界であり、勝った人が儲かり、負けた人は損をする」

例えば、日経225先物では、買い方と売り方がいて、市場に存在する買い建玉の枚数と売り建玉の枚数は同枚数となります。

買い建玉が10万枚で、売り建玉が1万枚ということはありません。

買い建玉が10万枚あれば、必ず売り建玉も10万枚あります。

そして、当然、上昇相場時には買い建玉のトレーダーが勝ち、売り建玉のトレーダーは負けます。

逆に、下降相場時には売り建玉のトレーダーが勝ち、買い建玉のトレーダーは負けます。

すなわち、日経225先物や日経225オプションの世界はゼロサムゲームなのです。このような構造は、FXにも当てはまります。

よって、負けた投資家の損失は、どこかに消えてしまうのではなく、勝者の利益の原資になります。

逆に、勝者の利益の原資は、どこかから湧き出てくるものではなく、敗者の損失が、勝者の利益の原資になります。

つまり、自分の損失は他の誰かの利益の原資となり、自分の利益は他の誰かの損失が原資になっているということです。

このようなことから、相場の世界は、勝てば利益、負ければ損失となる単純な世界ですが、全員が勝つことはありません。

もちろん、株式市場のように、資金が流入し続けてバブルに発展するような場合には、どんどん高値を追って買う資金が流入し続けることになりますので、その間は株価の上昇トレンドが続くことになり、一時的には、多くの投資家が勝つ局面もあります。

しかし、株式市場への資金の流入が止まった時点で、高値を追って買う資金がピタッと止まることになりますので、その後は、結局また、勝つ投資家と負ける投資家に二極化していくことになります。

では、相場の世界には、どんな参加者がいるかというと、四六時中相場を見ているプロの投資家や、巨額の資金を運用する機関投資家などがいます。

つまり、FX、先物取引、オプション取引、株式投資等の相場の世界では、ビギナーもベテランも、プロも、機関投資家も全て同じ土俵で戦い、その市場に流入してきた資金を奪い合っているということです。

そんな百戦錬磨の投資家たちが多数参加しているのが相場の世界なのです。

よって、相場の世界では、簡単に勝ち続けることができる世界では全くなく、気を抜くと負ける側になってしまい資金を彼らに奪われてしまいます。

したがって、勝つことを意識することも大事なことではありますが、負けて、彼らの利益の原資にならないように気をつける必要があります。

特に、やみくもに売買をしたり、相場の上下動に翻弄されて、冷静さを欠いた状態で売買をしてしまうと、不要な損失に繋がってしまいますが、彼らは、これも利益の原資にします。

CTA(商品投資顧問)が、相場を上下動させて利鞘を抜くことはよくあることです。

そして、上記のような不要な損失を出してしまうと、後悔の念が強くなり、その後も、冷静な目で相場をみることができなくなってしまい、精神的にも追い詰められて、資金的にも悪循環に陥ってしまう可能性があります。

このような不要な損失を防ぐために、私がとっている対処法は、自分から売買のチャンスを探っていくのではなくて、“売買のチャンスを待つこと”です。

自分から売買のチャンスを探りに行ってしまうと、上述の百戦錬磨の投資家達がせめぎ合っている激しい戦場に自ら飛び込んでいくことになりますので、こちらも勝つために相当な覚悟が必要になりますが、そんな激しい相場の戦場の中でも、勝ち馬がトコトコと自分の近くに来てくれることがあるのです。

その時が売買のチャンスとなり、勝てる確率が高いチャンスとなりますので、その勝ち馬に乗らない手はありません。

FX、先物取引、オプション取引、株式投資の勝ち方、売買手法は様々なものがございますが、私の勝ち方は、

  • 自分からチャンスを探りにいくのではなく、チャンスが来た時に売買する
  • 複数の条件(複数の根拠)が満たされた時に売買する

このような思考で、相場の世界に臨むことで、不要な損失を未然に防ぎながら、勝ち目が高い所での売買が成功しやすくなります。

ドル円の見方、売買チャンスについて

上述した「FX、先物・オプション取引、株式投資で勝つための思考」を踏まえた上で、私が、FX(主にドル円)で実践しているのは、下記の5つを見た上で、チャンスが来た時に、淡々と売買をするようにしております。

(1)日柄分析や、日足のサイクルで、ドル円が高値をつけたり安値をつける可能性があるタイミングを把握する

(2)ボリンジャーバンドをみて、トレンドなのか、もみ合いなのかを判断する

(3)日本の株式市場がリスクオンなのか、リスクオフなのかでドル円の上値、下値が拡大しそうなのか、限定的なのかを判断する

(4)ドルインデックスの状況を確認し、ドル円の上値、下値が拡大しそうなのか、限定的なのかを判断する

(5)RSIとストキャスティクスで売買のタイミングをさらに絞り込む

ドル円のサイクル(日足)

(1)日柄分析や、日足のサイクルで、ドル円が高値をつけたり安値をつける可能性があるタイミングを把握する

それぞれをみていくと、(1)については、日柄分析は、黄金比をもとに、ドル円の重要日柄を導き出しております。

サイクルは、上記の「ドル円のサイクル(日足)の図」の通り、安値から安値の日数を黒色の文字(サイクルボトム)、安値から高値の日数を緑色の文字、高値から安値の日数を青色の文字で表記しておりますが、黒も、緑も、青も、概ね目安があることが分かります。

例えば、安値から安値の日数(黒色の文字=サイクルボトム)については、ここ1年ほどは、「17営業日」が非常に多いことがわかりますが、大まかに見ると、3週間~5週間の間隔内であることがわかります。

ですので、前回の安値から3~4週間経過した場合は、「そろそろドル円は上昇が開始しそうだ」、もしくは「もう一段下落してサイクルボトムをつけてから上昇が開始しそうだ」、という目線で、ドル円相場をみることができ、安値があれば、買いのチャンスになる可能性がある、として買い戦略をとる根拠にすることができます。

さらに、上述の、日柄分析の重要日柄と、サイクルボトムのタイミングが一致する局面では、絶好の買い場になる場合があります。

ドル円日足チャート

(2)ボリンジャーバンドをみて、トレンドなのか、もみ合いなのかを判断する

(2)については、私は、ボリンジャーバンドの中心線を25に設定をしておりますので、中心線は25日移動平均線ということになりますが、ボリンジャーバンドは、トレンドなのか、もみ合いなのかの判断に重要なヒントを与えてくれます。

基本的には、ドル円が中心線(25日線)を挟んで、+1σ付近に上値を抑えられ、-1σ付近に下値を支えられて、バンドの傾きがほぼ横ばいであるときは、典型的なもみ合い相場です。

トレンドの時は、上昇トレンドなら、中心線(25日線)が上向きで、上向きの+1σに沿う形の上昇となるか、上向きの+2σに沿う形の上昇となりますし、下降トレンドなら、中心線(25日線)が下向きで、下向きの-1σに沿う形の下落となるか、下向きの-2σに沿う形の下落となります。

このように、ボリンジャーバンドは、トレンドなのか、もみ合いなのかの判断に利用ができます。

(3)日本の株式市場がリスクオンなのか、リスクオフなのかでドル円の上値、下値が拡大しそうなのか、限定的なのかを判断する

(3)については、日本の株式市場がリスクオンの時には、一般的にはドル円の下値は限定的になりやすいですが、日本の株式市場がリスクオフの時には、一般的にはドル円の下値は拡大することがありますので、日本の株式市場の動向も見ながら、ドル円の戦略を考えております。

(4)ドルインデックスの状況を確認し、ドル円の上値、下値が拡大しそうなのか、限定的なのかを判断する

(4)については、(3)と併用して考える必要がありますが、一般的には、ドルインデックスが上昇トレンドにある時は、ドル円の下値は限定的になりやすく、上値を追う場合もあり、逆にドルインデックスが下降トレンドにある時は、ドル円の上値は限定的になりやすく、下値が拡大する場合がありますので、ドルインデックスの動向も見ながら、ドル円の戦略を考えております。

(5)RSIとストキャスティクスで売買のタイミングをさらに絞り込む

(5)については、日足のRSIとストキャスティクスは、ドル円がトレンドの時と、もみ合いの時とでは、見方を変える必要があります。

上昇トレンドの場合は、RSIとストキャスティクスは一定期間は上限に張り付く展開が続き、下降トレンドの場合は、RSIとストキャスティクスは一定期間は下限に張り付く展開が続きます。しかし、もみ合いの時は、日足のRSIとストキャスティクスは上限にも下限にも張り付かずに、高値圏に到達すると早い段階で下向きに転じ、安値圏に到達すると早い段階で上向きに転じます。

このように、トレンドの時と、もみ合いの時とでは、見方を変える必要がありますが、何れの場合も、売買のタイミングをさらに絞り込むために、利用ができます。

今後も、高田資産コンサル流の相場の見方、売買戦略の考え方等、記載をさせていただきます。

高田資産コンサル流「日経225先物・オプションの需給分析の実践方法」

高田資産コンサル流「日経225先物・オプションの需給分析の実践方法」

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