トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
リスクオフのマーケット
本日の東京市場はリスクオフの展開から円独歩高となっており、ドル円も108円を割れて一時107.87円まで下値を拡大しております。要因としては昨夜WHO(世界保健機関)が今月12−18日の期間で世界の新型コロナウイルス感染者が過去最大との発表があったほか、大阪府や東京都も再び緊急事態宣言へと向かっていることがマーケットを冷やしているようです。中期的にはワクチン接種による経済正常化の期待感が残っているものの、短期的にはコロナ感染者増加が材料視されています。
短期的にはダウンサイドに警戒を
また、先週の日米首脳会談を終えて、台湾やウイグル自治区の人権について深刻な懸念を表明し、対中国への強硬スタンスが再確認されました。中国は会談結果を受けて、「干渉は許さない」「日中関係改善の勢いが失われた」とし日本を強くけん制していることから、ヘッジファンドなどの短期勢は円買いの口実にしやすい展開でもあります。円が買われる典型的なリスクオフ相場となっておりますので、クロス円はダウンサイドを意識したトレードになるでしょう。ドル円も本日の安値を更新する局面では大きめに落ちると思うので注視しつつ、ショートを狙っていきたいと思います。
FRBは12月にもテーパリング!? 中期的には
リスクオフのマーケットである一方、FRB(連邦準備理事会)が米景気回復に伴い今年の12月にはテーパリング(資産購入を段階的に減らす)に向かうとの報道もあります。
こちらはドル円上昇の材料となるので関連の報道は気になるところです。パウエルFRB議長が急にテーパリングに舵を切るイメージが浮かばないものの、報道レベルで思わぬカウンターをもらわないためにもドル円ショートは短期で回すほうが安全です。また、直近の米経済指標の結果は強く安定していることから、株式市場の下落が落ち着けばリスク相場終了となります。結果として中長期のプレイヤー視点で見れば今回のドル円下落は押し目を拾っていける局面なのかもしれません。
【ご注意】
※記載の内容は投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではございません。
※投資に関する最終判断は、お客様ご自身の判断でなさるようお願い致します。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性、完全性を保証するものではございません。
※当サービスに基づいて被ったいかなる損害についても、トレイダーズ証券及び情報提供元、関連会社は一切の責任を負いかねます。
※いかなる目的を問わず本情報の複製、転送及び販売を固く禁じます。
\新規口座開設キャンペーン実施中!/
https://fx-koryaku.com/traderssec/service-main-13
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |