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高田資産コンサル流「日経225先物・オプションの需給分析の実践方法」
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注目の日柄
- 1月4日～8日の週←1月6日安値102.57円の安値と一致
- 2月22日～26日の週←2月23日安値104.91円と一致
- 3月24日～25日（昨年の転換日）←前日が108.39円の安値、翌日が109.84円の高値
- 4月12日～16日の週
ドル円が上昇トレンドを形成している時は上向きの75日移動平均線を上回って推移しますが、ドル円が下降トレンドを形成している時は下向きの75日移動平均線を下回って推移することになります。
現在の状況は、75日線を上回って推移しており、75日線が上向きに転じておりますので、長く続いてきた下降トレンドから抜け出し、典型的な上昇トレンドの形になっております。
日柄については、1月4日～8日の重要日柄は、1月6日安値102.57円と一致しましたので、102.57円は重要な安値になった可能性があると解釈をすることになります。
3月24日～25日の日柄は、この前日の3月23日の安値108.39円と一致し、その後は3月26日に直近の高値を超えております。ここまでの値動きは、3月24日～25日の日柄の前後営業日で安値と高値をつけております。
今後については、次の重要日柄は4月12日～16日ですので、下記の値動きを想定します。
このまま日足ボリンジャーバンド(25)の＋1σや25日移動平均線を上回り続けると4月12日～16日に向けて上昇する。
- 日足ボリンジャーバンド(25)の＋1σや25日移動平均線を下回ると4月12日～16日に向けて下落する。
- もみ合いの場合は4月12日～16日に向けて25日移動平均線を挟んだ上下動が続く。
- 上値の節目は110.68円、116.56円、下値の節目は107.05円です。
長い目では75日線、6か月線を割らない限り週足ベースでの上昇トレンドが続くとみていくのが教科書的な見方です。
波動
3月23日の108.39円から、新たな5波動の上昇の第1波の上昇が開始したか、2月23日安値104.91円から開始した5波動の上昇の第3波の上昇が開始したと考えられます。
この波動の通りなら、ドル円相場はまだまだ上昇が続くことになります。
なお、ドル円の上昇は、円全面安（円が最弱通貨）か、ドル全面高のどちらかで起こりますが、前者なら日本株が大きく上昇することが多く、後者なら日本株は上昇する場合も下落する場合もどちらもあり得ます。
サイクル
ドル円の日足のサイクル(安値と安値の間の営業日数、上図の黒の数字)は、 短いと2週間程度、長いと5週間程度で、概ね3週間～5週間の間に収まることが多いです。
サイクルの上昇期間（安値から高値までの営業日数、上図の緑の数字）は、短いと1週間以内、長いと3週間程度続きます。上昇トレンド時は上昇期間が長くなりやすく、もみ合いや下降トレンド時は上昇期間は短くなりやすいです。
サイクルの下落期間（高値から安値までの営業日数、上図の青の数字）は、短いと1週間以内、長いと4週間程度続きます。下降トレンド時は下落期間は長くなりやすく、もみ合いや上昇トレンド時は下落期間は短くなりやすいです。
現日足サイクルは、3月23日安値108.39円から開始しており、サイクルトップに向けての上昇が開始しております。今後も日足の＋1σを上回り続けるとバンドウォークの上昇へ、＋1σを下回る場合は高値圏でのもみ合いか、3月23日安値108.39円に対する2番底を試す下落が起こりやすくなります。
週足サイクルについては、1月6日の102.57円がサイクルボトムです。過去の傾向からは、週足ボリンジャーバンド(25)の＋1σ～＋3σへの上昇が起こる傾向がありますが、＋3σへの上昇も達成済みです。
今後は週足ベースでのバンドウォークの上昇に発展するかどうかに注目し、週足の＋1σを割り込まない限り、110.68円や、さらにもう一段上の節目の116.56円を試す展開を想定することになります。
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ドル円の節目
- 116.56円
- 110.68円
- 107.05円
- 104.80円←強弱の分岐点となる重要な節目
- 101.17円
- 97.54円
- 95.29円
107.05円は重要な節目ですので、これを上回って推移していると、ドル円の想定レンジは107.05円～110.68円となります。
110.68円を上回って推移していると、ドル円の想定レンジは110.68円～116.56円となります。
107.05円を下回って推移していると、ドル円の想定レンジは104.80円～107.05円となります。
- 3月15日～19日の週は、①111.25円、②110.11円、③108.16円
- 3月22日～26日の週は、①111.44円、②109.92円、③107.32円
- 3月29日～4月2日の週は、①111.64円、②109.72円、③106.48円
- 4月5日～9日の週は、①111.83円、②109.53円、③105.64円
- 4月12日～16日の週は、①112.02円、②109.34円、③104.80円
上記の「毎週変わる節目」の考え方は、現在の相場に照らし合わせると①と②は上値目途、③は下値目途として注目します。
最重要は、110.68円、107.05円の節目で、上記の①②③も併せて注目していくことになります。
ボリンジャーバンド（中心線を25に設定）
もみ合いの場合は、日足は－1σ～＋1σの間でドル円は推移することになるため、ドル円が中心線（25日線）を挟んで、＋1σ付近に上値を抑えられ、－1σ付近に下値を支えられて、バンドの傾きがほぼ横ばいであるときは、典型的なもみ合い相場です。
トレンドの時は、上昇トレンドなら、中心線（25日線）が上向きで、上向きの＋1σに沿う形の上昇となるか、上向きの＋2σに沿う形の上昇となるし、下降トレンドなら、中心線（25日線）が下向きで、下向きの－1σに沿う形の下落となるか、下向きの－2σに沿う形の下落となります。
上記を踏まえた上で、現在のドル円の日足を確認すると、日足の＋1σを明確に上回っており、バンドウォークの上昇が開始した可能性があります。今後も＋1σを上回り続けるとバンドウォークの上昇、＋1σを割り込むと2番底試しの相場が起こり得るとみます。
ドルインデックスとドル円の比較
ドル円がサイクルトップをつけて下落が開始する時や、ドル円がサイクルボトムをつけて上昇が開始する時には、ドルインデックスとの間に高値日のズレや、安値日のズレが生じることがよくあります。
また、ドルインデックスが上昇トレンドにある時は、ドル円の下値は限定的になりやすく、上値を追う場合もあり、逆にドルインデックスが下降トレンドにある時は、ドル円の上値は限定的になりやすく、下値が拡大する場合があるため、ドルインデックスの動向も見ながら、ドル円の売買戦略を考える必要があります。
直近のドルインデックスと、ドル円を比較すると、先週末のドル円相場は、ドルインデックスと比較して相対的に強い形になっており、日足の新サイクルのトップに向けての上昇が起こっていると解釈します。
結論
1月4日～8日の重要日柄は102.57円の安値と一致し、同時に週足サイクルボトムとなりました。
週足サイクルボトムを打った後は、相応の上昇幅と上昇期間になりやすく、週足ボリンジャーバンド(25)の＋1σ～＋3σへの上昇が起こる傾向がありますが、＋3σに向けての上昇も到達済であり、ここからは週足ベースのバンドウォークの上昇が起こるかどうかに注目となります。
更なる上昇が起こるかどうかの判断ポイントは、短期的には日足の＋1σを維持し続けるかどうかであり、中長期的には6か月線、12か月線、75日線を維持し続けるかどうかです。
上値は110.68円の節目、下値は107.05円の節目に注目し、110.68円よりもさらに上の節目は「毎週変わる節目」の①や、116.56円、107.05円よりもさらに下の節目は「毎週変わる節目」の③や、104.80円に注目をします。
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