こんにちは、あおのり先生です。
昨日の米FOMC声明文において、12月の利上げが高まったことを受け、米長期金利が2.08%まで上昇し、ドル一強相場に回帰していると言えます。日本の長期金利は0.28%、ドイツは0.44%、イギリスは1.79%と、アメリカとの金利差に開きが生じ、相対的に金利の魅力の高まっているドル高という展開です。
またブルームバーグ調査による市場の12月利上げ織り込み度合いは前日33% ⇒ 本日46%と大幅に上昇してきました。
今年中旬以降の相場展開は、米年内利上げ期待後退のドル安、米年内利上げ期待の高まりでドル高、というサイクルを繰り返しておりますが、12月のFOMCまでその期待の高まりを維持できれば、ドルが強い相場展開が続きやすいでしょう。
FOMC声明文では、
「次回会合時には、雇用の最大化と物価上昇率2%という目標に向けた現状と今後の予測を考えた上で、利上げの有無を決める」
と12月に利上げ判断を行うことを明らかにしたことから、年内の利上げ期待が高まりドル高となりました。また、海外情勢の悪化がアメリカの景気や物価の下押し要因という文脈を外したことも好感された模様です。
【12月16日会合で利上げが行われる可能性がある中で、私たちが注目していくべきものは、米経済指標となり、利上げ判断になる要因なだけに、いつも以上の価格変動が起きやすくなります。】
また、意外であったマーケットの反応もあります。
通常であれば、
「FRBが利上げを示唆→長期金利上昇→株価急落」
と金利高の影響から株式市場から米国債にマネーが流れるのですが、今回はそうはなりませんでした。
NYダウは200ドル近く上昇し現在17700ドル台。歴史的最高値の18300ドル台に近づいており、金融相場(過剰流動性相場)に回帰しています。
ECBの12月追加緩和期待に加えて、中国の利下げという緩和姿勢という金融相場からか、今回は米株式市場の下落には繋がらず、地合いが大変良いという印象を受けます。そのため、ドル円やユーロドル、ポンドドルなど、ドルストレートに関しては、ドル買い一本の戦略のみを採用していくのが良いと見ています。
米経済指標が悪化するというデータが出るまでは、(あるいは海外情勢の悪化)一時的に戻したとしても、再度値を崩すと思われるからです。
今日は・・・
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