昔、インターバンクディーラーだった頃は、仕事上、英語を使うことが多く、とくに、ロンドンやニューヨークの海外センターと情報交換するうえで英語が必須となっていました。
私は、ロンドンに転勤してディーラーになるまで、英語は海外旅行で片言英語を使う程度でした。
しかし、仕事として英語を使うことになると、正確に自分がいいたいことを相手に伝えられないと、思わぬ誤解や事故につながったりしますので、プライベートレッスンを受けて、必死で覚えました。
しかも、英国は、英語の本場ですから、ちゃんと文法的に正しく話さないと、相手は理解してくれませんでした。そうこうして、英語をなんとかしゃべれるようになってみると、世界が広がったことを実感しました。
たとえば、ニュースヘッドラインから英語で入ってくる情報は、いったん和訳する過程を踏まなければならない日本語での情報より早くまた豊富です。
現在、個人投資家層向けの為替関連の情報は、日本語で入手でき、確かに便利です。しかし、限られた日本語情報だけでは、相場の全容はつかめないのではないかと見ています。
さらに、日本で日本語情報によってだけで盛り上がっていることも良くあります。そうした点からも、今や世界共通語となっている英語情報を活用することが大切だと思います。
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