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金利水準を見ていく上で重要なファンダメンタルズ用語[月光為替]

では、今回からまずファンダメンタルズの主役ともいえる、金利水準に関係のある用語を、順を追って体系的に紹介していきたいと思います。 

金利動向を決めるのに、最も大きな影響を及ぼすのは、各国の中央銀行の金融政策です。 

結局のところ、様々な指標はこの中央銀行の意思決定を予想していく手掛かりとなるものであり、最終的に中央銀行の意思決定という形で全て集約されていきます。 

私は普段米ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルを見ております。ですので、この3つの通貨ペアに話を絞ってみていきたいと思います。 

勿論最終的に全ての国についてお話ししたいのですが、物事には順序がありまして、やはり世界で最も為替をやるうえで重要な国は、何と言ってもアメリカです。 

基本的にメジャーな通貨ペアには片側にドルが入っており、為替を制す=ドルを制すといっても過言ではないでしょう。

ということで、まずは米国に絞って、用語紹介を進めていきたいと思います。

FRBとFOMC

では、今日覚えていただきたいのは、FRBとFOMCという言葉です。
どちらも為替をやっていれば、必ず聞く言葉のはずです。

米国の中央銀行、FRBの業務内容 

FRBとは、連邦準備銀行(Federal Reserve Bank)のことで、これは米国の中央銀行のことです。

そして、これは各国の中央銀行にほぼ共通ですが、一般的な業務として、

  1. 市中銀行の監督と規制
  2. 金融政策の実施
  3. 財務省証券(国債など)などの売買による、公開市場操作

があります。

ここで、公開市場操作や金融政策が金利に直接影響してくるのですが、これについての細かいお話は、次回に回したいと思います。

最重要イベント、FOMCとは 

そしてもう一つ、FOMCですが、これは連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee)の略で、上で挙げた、FRBの仕事である公開市場操作を実際に意思決定する委員会のことです。 

何故FOMCとよく騒がれるかというと、彼らは定期的に約6週間ごと、年8回会合を開き、公開市場操作に関する意思決定を下し、その声明文を最終日に公表、議事録を3週間後に公表するのです。

これが、いわば米国の金利動向を最も決定づける力をもつ代表者の意見であり、市場関係者が今後の金利動向を予測していくに当たっての最も重要な手掛かりになるので、注目されるというわけです。 

ほぼ全ての経済指標は、FOMCの為にあると言っても過言ではありません。それほどの重要イベントだということは、理解していただければと思います。

ちなみに、FOMC、FOMCの会合、FOMCの声明文、FOMCの議事録など、一々分けるのもめんどくさいので、ディーラーはとにかくFOMCという一言で全て表そうとしているので、注意してください(笑)。

まとめ FRB議長ジャネット・イエレンさんはハト派?タカ派?

さて、最後に小話でまとめです。

FOMCの委員長は、FRBの議長が務めます。つまり、ドルの支配者は実質FRB議長ということになるのですが、現在このFRB議長は、ジャネット・イエレンさんというFRB史上初の女性議長が務めています。

ちなみに彼女は世界の支配者として陰謀論でもたびたび登場する、ユダヤ人です。FRBの副議長であるスタンレーさんもユダヤ人です。ユダヤ人は本当に優秀な人が多い。 

ちなみに彼女は俗に言う「ハト派」といわれる方です。ハト派とは、インフレよりも失業率に関心があり、金利を安易に上げないタイプの考え方を持つ人々です。米ドル/円的には、どちらかというと下方向の考え方ですね。

逆に、「タカ派」といわれる人々は、物価安定を重視し、通貨引締め、つまり金利を積極的に上げるタイプの考え方を持つ人々です。米ドル/円的には上方向の考え方です。 

勿論一概には言えませんが、この「ハト派」「タカ派」も当たり前のように金融用語で出てきますので、覚えておいて頂ければと思います。 

こういった金融用語というのはやはり小難しくなりがちなので、今回はここまでにして、次回は金融政策、公開市場操作といったFRBの業務に関して詳しくお話ししていこうと思います。

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