鉱工業生産とは?
では、今回は鉱工業生産について、お話ししていきたいと思います。
中々普段の生活では聞き慣れない言葉だと思いますので、もうすでに知っているという方も、初めて聞いたという方も、もう一度この指標についておさらいしていきましょう。
まず、鉱工業生産とは、製造業・鉱業・公益業(電力・ガス)の生産に関する指標です。
国内の事業所における生産の状況(数量・重量・金額など)を調査し、指数化して毎月発表されています。
つまり、国内事業所における鉄鋼、一般機械、電気機器、精密機器、輸送用機器、繊維工業品、紙・パルプ製品などなどの製品の生産量を、基準とする年を100として指数化して発表しているわけです。
なぜこの指標の注目度が高いかというと、これが大まかに企業の生産動向を表すことに加え、実質GDPとの連動性が高いことが要因です。
この指標は、FXマーケットのみならず、株式市場でも、大きく注目される指標の一つです。
鉱工業生産との向き合い方
では、前置きが長くなりましたが、一体この経済指標とどう向き合っていけばよいのでしょうか?
基本的な原則は、例えば鉱工業生産が上昇すれば、その国の企業業績の上昇を連想させ、GDP上昇を連想させます。
GDPについて解説する時に詳しくお話しますが、これは国力の上昇の示唆ということで、通貨に対しては、ポジティブ、つまり通貨高の影響を及ぼします。
鉱工業生産をFXに活かす方法とは?
実践ではどうかというと、勿論その時の相場の流れにもよるのですが、相当なサプライズがない限り、あまり相場は動きません。
特に相場のテーマというのがしっかりと決まっていれば、ほとんどノイズとして考えていいレベルの指標といえるでしょう。
ただ、主要通貨の中で、イギリス、つまりポンドでは、この鉱工業生産は比較的大きな影響を及ぼします。
他国と比べると鉱工業の占めるGDPの割合は低いのですが、マーケットでは結構この結果が大きく影響します。
といっても、動きとしては素直にセオリー通り動くことが多いです。殺人通貨であるポンドのボラティリティがなしえる挙動ではないかと考えられます。
ですので、実践的には、他通貨では一応目を通しておく程度、ポンドに限り、素直に反応しにいく、という流れでよいかと思います。
では、次回は小売売上高について、お話ししていきます。
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