トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
FRBのメインシナリオは依然として段階的な米利上げになりますが、あしもとでは多くのFOMCメンバーがハト派スタンスにシフトしており、利上げサイクル停止の声も聞こえてきます。さらにVIX指数が20を超えてきたほか、米10年債利回りが大幅に低下していることがドル円の上値を重くしている要因です。また、ブレグジット関連もEU離脱案を巡る英議会採決が迫っておりポンドは引き続きボラタイルな状況が続きます。因みに本日5日の米国は国民追悼の日で市場が休場となりADP雇用統計などの米経済指標は明日6日に延期となります。
米利上げサイクルに疑心暗鬼!ドル高エンジンは停止か
ドルはネガティブ要因が多く、ダウンサイドを警戒せざるを得ない状況ですが、ドル円が依然として112円-114円のレンジであることは間違いなく、なかなか攻略できません。戦略としては戻り売りでレンジ下限に向けて売りポジションを回転させていく方針です。
イベントでは今週末7日に発表される米雇用統計はいつも以上に注目が集まりそうです。パウエルFRB議長をはじめ多くのFOMCメンバーがハト派スタンスにシフトしていることから、マーケットは今後の米利上げサイクルに対してかなり疑心暗鬼に陥っています。米雇用統計のコンセンサスは失業率が3.7%、非農業部門雇用者数が前月比20.0万人増加平均時給は前月比0.3%を見込んでいますが、指標結果がポジティブであれば段階的な米利上げ継続が正当化される一方、ネガティブであれば米利上げサイクルの停止が連想されます。もちろん結果はわかりませんが、いまのマーケットのモメンタムであれば悪い数字に対しては敏感に反応するのではないかと思います。
ポンドは報道に振らされる日々
昨日は欧州司法裁判所が「英国は欧州離脱手続き決定を一方的に撤回できる権利がある」との判断を下したことでポンドは上昇しましたが、その後英首相報道官が「英政府は離脱手続きを定めたEU基本条約50条の発動撤回はしない」とのコメントを発表するとポンドは一転して下落しました。乱高下が激しくついて行くのがやっとといった展開が続いています。ここからはEU離脱案を巡る英議会採決(討議は5日間の予定)の行方が注目となり、議会が落ち着くまでは報道に振らされる日々が続きます。報道のインパクトにもよりますが、毎回それなりに走ってくれますので短期でついて行く方針に変わりはありません。
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