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エリオット波動理論とは何か?~各波動の特徴や変形波動~[マックス岩本]

前号(4月号)では『エリオット波動理論とは何か?』と題して、エリオット波動理論の基本概念や、フィボナッチ数列についてお話させていただきました。今号では、続編として各波動の特徴や、それを捕捉する変形波動について解説していきます。この特徴を押さえておけば、現在のマーケットが基本波動上のどの位置にあるのかを見わけるのに役立ち、次の値動きを予測する手助けになることでしょう。

エリオット波動の基本パターン

図1は、エリオット波動の基本パターンである8波動(上昇5波⇒3波下落)が見事に確認された「EUR/JPY」の日足チャートになります

修正2波の特徴

このチャートを元に、各波動の特徴を見ていきましょう。97.01円を基点とした第1波に対する修正2波は、1波の起点を下回ることなく推移しました。そのうえ、その修正率はフィボナッチ数列から計算される50%〜61.8%に留まっているのが確認とれます。この2点の確認が、今後の波動をカウントしていくにあたっての重要事項であり、次に訪れるであろう、もっとも力強い第3波を予測するためのファーストシグナルにとなります。

ただし、この修正2波は第1波の基点を下回らないという条件は満たすものの、ときに61.8%の水準をも割り込んで修正されることがよくあります。従って、2波の修正局面でのフィボナッチレベルに対する過信は禁物。今後の上昇に“半信半疑な投資家”が多く、“未成熟なトレンド”であることを前提としたうえで、打診買い程度に留めておきたい局面です。

第3波のポイント

それでは、もっとも大きな値幅を伴う第2波が現実味を帯びてくるポイントはどこなのでしょうか。通常、第1波の頂点を突破したところと見るのが一般的でしょう。この水準を突破することによって、ダウ理論における買いシグナルが確認され、売り方は買い戻しを余儀なくされるかもしれません。また、直近の高値を更新することによって、さまざまなテク二カル指標に買いシグナルが確認され出すのもこのときです。当然、それを指針とする投資家は新たな買い勢力として台頭してくるでしょう。このような、さまざまな条件が重なり合うことで、『買いが買いを呼ぶ』一方的な相場が形成されていくのです。

原則として、第3波は3つの推進波(1波、3波、5波)のなかで最短となることはなく、その上昇幅は1波に対する1.382倍、1.618倍、2倍、2.382倍、2.618倍が想定されます。なかでも、1.618倍以上になる確率がもっとも高いのが特徴です。従って、早めの利益確定はもちろんのこと、値ごろ感による逆張りはもってのほか。多少エントリーが遅れたとしても、3波の特性を考慮して利益を伸ばすことを心がけましょう。

第4波の特徴

次に、この3波に対する修正波が第4波です。3波でのエントリーに対する利益確定が多く見られる局面であり、同時に強気派も混在するという、拮抗が生じるのがこの4波の特徴です。4波は、1波の頂点を下回ることなく推移するという特徴に加えて、同じ修正波である2波とは異なる形状になります。これをオータネーション(交互・図2)と呼ぶのですが、たとえば、2波の修正が逆N字型(下げ→上げ→下げ)であった場合に、4波の局面ではトライアングル型となるというふうに、視覚的にもとらえやすくもあります。

今回は非常にわかりやすいですが、一般的に、4波は全5波のなかでも非常にとらえにくく、3の延長かにも見えれば、推移を続けるうちに5波に突入したかのようにも見えるなど、惑わされやすいことも特徴のひとつなので、注意しましょう。

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第5波の見方

続いて第5波ですが、通常エリオット波動は上昇5波・下降3波といわれていますので、この5波は3波と比較すると、勢いを失ってくると見るのが一般的です。もみ合いに突入して上昇が続かず、下離れするようなら、次のA波に突入しますが、なお切り上げてくる格好となれば、上昇は継続、延長となります。エリオット波動では、延長のことをエクステンション(図3)といいますが、これは1、3、5波のいずれかで起こるもので、もっとも起こりやすいのが勢いのある3波。

通常5波のところが9波に延長されるということで、その勢いの強さがよく見て取れます。ひとつの周期に対して一度しか起こらないので、たとえば、1波で起こったことを確認できれば、3と5では延長はないと考えて取引に活用できますね。私がエクステンションを判断するときには、ひとつ狭い時間軸で見たときの3波頂点を修正6波が割り込まなければ延長、超えなければ修正4波開始ととらえています。

A波、B波、C波の特徴

下降局面のA波ですが、5波に対する押し目としての見方が強いため、手探りな場面ということで、1波と似た位置づけで考えるとよいかと思います。1波とその直前の下降の比率と、5波とA波の比率は似通ってくるという定説があるので、自ずと目のつけどころが定まってくるはずです。続いてのB波が弱いと、その後にくるC波は大きく動くケースが見られます。下落波動においては、AとCが推進波となり、Bが修正波となりますので、その相互関係が見て取れることと思います。

エリオットは、上昇と下降の波動が線対称の様に見て取れるケースも少なくないので、まずは視覚的にとらえやすい部分をピックアップし、時間軸を狭めて5波と3波をカウントすることから始められることを推奨します。そうして、ご自分が愛用する時間軸まで落とし込む頃には、この分析法にも慣れ親しんでいることでしょう。あらゆる意味で、繊細な分析法になりますので、意思とマッチしたより有効な場面でのみ使用し、適合率の上昇に務めるといいかもしれません。(月刊FX攻略.com 5月号掲載)

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