相場には「ブラック・スワン」という言葉があります。直訳すると、“黒い”白鳥。英語圏のことわざにはかつて「黒い白鳥を探すようなものだ」といった言葉があり、決して実らない無駄な努力ということを表現していました。黒い白鳥なんているわけがない、という固定観念が根底にあったのです。
ところが、実際にオーストラリアで黒い白鳥(コクチョウ)が発見されるという事態が起こりました。これには鳥類学をはじめ世間も驚天動地。それ以来「常識が大きく崩れる出来事」「従来からの知識や経験からでは予測できない極端な現象」について、ブラック・スワンという言葉が用いられるようになりました。
相場においてブラック・スワンをいう言葉が知名度を上げたのは、リーマンショックやサブプライムショックが起こったからです。誰も想像しなかった大暴落という出来事が、まさに現実のものとなったのです。
当時はあらゆる通貨ペアにおいて、明確で揺るぎない上昇トレンドが発生していました。それゆえ多くのトレーダーが強気な姿勢でロングポジションを保有。それも大暴落が起きようとは、1ミリたりとも想像せずにです。そしてこれが災いし、多くの退場者が生まれることとなりました。
この教訓から、私たちトレーダーはあらゆるハプニングが起こりえるということを常に想定しておくべきだといえます。大切なお金を市場のリスクにさらすわけですから、最新の注意を払ってしかるべきなのです。
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