CMOが語るOANDA日本市場トップ10入りへの道筋〜顧客の成功がOANDAを成長させる〜David Hodge氏インタビュー

OANDAのCMO、EMEA（ヨーロッパ、中東およびアフリカ）のCEOであるDavid Hodgeさんへのインタビューが実現。高度なツールと充実した学習体系、フェアなプライス提示で、着実にユーザーを増やす外資系FXの雄、OANDA。不変のポリシーについて語っていただきました。

また、OANDAJapan代表の柳澤義治氏には、好評を博しているMT4オーダーブックの現状と展望などについて聞きました。

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プライスだけではなく技術向上のアシストを

─OANDAが目指すビジョンとミッションを教えてください。

　OANDAは、米国、カナダ、英国、シンガポール、豪州、そして日本の六か国で、それぞれの法規を遵守しながら運営されています。六つの地域それぞれのレギュレーションに沿って運営されているブローカーは、なかなかないんじゃないでしょうか。

　OANDAのビジョンは、世界の人々に対して、単なるトレードにとどまらず、お金に関する価値のあるあらゆるサービスを提供していくことです。そして、トレードをビジネスにするため、データをしっかり届けることが私たちのミッションです。　私たちはもともとカナダのトロントで、データを扱う会社としてスタートしたので、データの品質には自信とプライドがあります。

　OANDAは日本のFX市場において、外資のブローカーの中では最大ですが、トップ10には入っていません。ただ、トップ10まであと少しというところまで来ていますので、お客様のニーズに応えて、少しずつ階段を上がっていければと思っています。

─OANDAの日本進出から七年ですが、ここまでの手応えはいかがですか？

　まず、私たちは日本の市場では成功していると考えます。その要因は、他のブローカーと違う価値を提供しているからでしょう。日本のブローカーの多くは、良いプライスを提供することに重きを置きすぎています。また、素敵な女優さんを使ったマーケティングが流行していますね（笑）

　でも、FXはそういうものではありません。例えばOANDAでは71種類の通貨ペアをトレードできますが、これほどの通貨ペアを提供している業者は多くありません。もちろんプライスは大事ですが、それ以外の価値も提供しなければいけないと思っています。

　さらに、2018年10月より、取引パフォーマンスを分析できる機能が追加されました。これまで、自分がどういう場面で、どういうトレードをして、それがどういう結果になったかが一目瞭然です。このように、OANDAはスプレッドの狭さだけではなく、トレード技術を伸ばせるコンテンツや環境を、次々に皆さんに提供してきました。このことが、日本のFX市場で受け入れられている要因ではないかと考えています。

意欲的な投資家を三本柱がサポート

─OANDAが力を入れている、ラボ、エデュケーション、インフラについて、それぞれ教えてください。

　まずラボですが、投資家のニーズに応えることを最重視しています。そして、投資家側が、得たデータを有効に活用して、戦略を構築するところまでをサポートします。そのためには、データをビジュアル的に見やすく、使いやすくすることが大切です。提供するデータは、自動売買、裁量トレード、デモトレードの全てのお客さまで同じです。その上で、たくさんの取引をしてくださるプレミアムな顧客には、オーダーブックのデータ更新頻度を5分間に1回とするなど、より濃密な情報提供を行っています。とにかく投資家第一。このスタンスは変わりません。

　次にエデュケーションですね。ここではまず、動画やセミナーのように、学べるコンテンツに力を入れています。そして、ガイド。取引ツールの使い方を丁寧に解説しています。優れたツールがあっても、使い方が分からなければ意味がありませんから。そして、デモですね。まずはしっかりデモ口座を操作してもらい、FXに慣れていただければと思います。先ほど申し上げた、取引パフォーマンスの分析機能は、デモ口座でも使えます。座学だけでなく、体験を通じてFXへの理解を深めていただきたいです。

　最後にインフラですが、投資家に見える価格でしっかり約定することをとても大切にしています。せっかく戦略を学んでも、取引したい価格からずれてしまっては、それを生かすことができません。この部分には強いこだわりをもって、これまでも、これからも投資を行い、より良いトレード環境を構築することを約束します。

─この本を読むFX初心者の方に、投資で成功するためのアドバイスをお願いいたします。

　OANDAの口座を作って下さい（笑）　まずはどういうFX会社が日本にあるかをしっかり分析してください。日本には60以上のFX業者がありますが、その中から、自分のやりたいことができる、使いたいツールがある、というように、本当に必要だと思う業者を三〜四つ絞り込んでください。適当に業者を選ぶのはやめてください。もちろん女優が綺麗だからというだけで選んではいけません。

　業者をある程度絞り込んだら、デモアカウントを作って、プラットフォームを触ってください。そのFX会社にオリジナルのツールがあれば、それもしっかり操作してみてください。

　そうして取引をするFX口座が決まったら、最小ロットからトレードを始めてください。焦ることなく、継続的にFXに取り組み、技術を磨き、成長の階段をワンステップずつ登ってほしいです。

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皆さんが利益を出すトレーダーになるお手伝いをします｜OANDA Japan株式会社代表取締役柳澤義治

─2018年10月より、オーダーブック上位版の使用条件が緩和され、口座を持っていれば売りと買いのボリュームをそれぞれ見られるようになりました。こちらについて、ユーザーの反響はありましたか？

　多くの反響がありました。これまでプロ版でしか使えなかった機能を、できるだけたくさんのお客さまに使っていただくことが目的でしたので、たくさんの反響をいただけて良かったです。特に、全てのお客様へ期間限定でオーダーブックの情報更新頻度が20分から5分になったので、ほとんどタイムラグなしで相場の最新情報を把握していただけます。

─MT4関連で、今後予定されている新サービスはありますか？

　OANDAラボのコンテンツを、できるだけMT4上に追加していく方針です。また、MT4上で動くEAも追加していく予定です。

─読者の皆さんにメッセージをお願いします。

　お客さまがトレーダーとして成功することが、私たちの活動目標です。2016年末に今のオフィスに移転したのですが、当時初心者としてセミナーに参加されていた方が、今では弊社の取引高トップ100に入るトレーダーとして、利益を出されています。OANDAが提供する、ラボ・エデュケーション・インフラを、皆さんにもぜひ活用していただければと思います。実際、弊社のお客さまの勝率は、業界の平均より高いというデータもあります。皆さんが利益を出せるトレーダーになるためのお手伝いを、私たちにさせてください。

※この記事は、FX攻略.com2019年3月号の記事を転載・再編集したものです

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スプレッド	FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。
約定力	狙った価格で注文が通りやすいかどうか。
スワップポイント	高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。
取引単位	少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。
取引ツール	提供されるPC･スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。
シストレ･自動売買	裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。
サポート体制	サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。
教育コンテンツ	配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。
キャンペーン	新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。