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トラッキングトレード入門|第2回 テクニカル分析の組み合わせでトレンド察知![斉藤学]

※この記事は、FX攻略.com2016年7月号の記事を転載・再編集したものです

テクニカル分析活用でより多くの利益を得る

前回は、第3の投資手法として話題になっている「リピート注文」と、その進化形である「トラッキングトレード(FXブロードネット)」について紹介しました。

【トラッキングトレード入門 連載記事】
第1回 暴落時は相場追尾型のトラッキングトレードで稼ぐ![斉藤学]

トラッキングトレードは、リピート注文と異なり「相場追尾型」なので、仕掛ける注文数や値幅、損切りはもちろん、相場がボックスを抜けてしまった時もそれに合わせて追尾してくれるというものでした。

この追尾機能により、レンジ相場だけでなくトレンド相場でも利益が積み上がるうえ、ある程度ほったらかしで運用ができるので、絶えず相場を気にしていなくても利益が勝手に積み上がっていく仕組みになっています。

とはいえ、トラッキングトレードをトレンドに沿った方向で注文設定すれば、より多くの利益を出すことができるため、仕掛ける前の相場分析は重要です。そこで今回は、テクニカル分析を用いていち早くトレンドを察知し、より多くの利益を確保できる手法を紹介します。 

「ダマシ」を防ぐトレンドとオシレーターの組み合わせ

テクニカル分析は、トレンドを把握するトレンド系と売られすぎや買われすぎを判断するオシレーター系に分かれています。いずれも数十種類以上あり、それぞれメリット・デメリットがあって、単独で利用するとどうしてもテクニカル通りに動かない「ダマシ」が発生してしまいます。そこで私は、トレンド系とオシレータ—系の複数のテクニカル分析を組み合わせて「ダマシ」を防ぐようにしています。

具体的には、トレンド系は平均足とMACD、オシレータ—系はRSIと両方の指標を組み合わせることによって、トレンド発生の前兆を捉えすぐにトラッキングトレードを設定できるようにするのです。

平均足とローソク足の違い


平均足はローソク足の派生パターンで、トレンドに沿った色が連続出現しやすくなっているため、瞬時に現在のトレンドを判断することができます。

まず、トレンド系の平均足ですが、上昇トレンド中は陽線が、下降トレンド中は陰線が連続して出現しやすいので、一目見ただけでトレンドの方向性が把握できます。

通常のチャートはローソク足が使われていますが、上昇トレンド中に出現した陰線や下降トレンド中に出現した陽線がトレンド転換のサインに見えたり、ローソク足とローソク足の間に窓が空いたりするとチャートが飛び飛びに表示されてしまうため、いまいちトレンドが分かりづらい時があります。

しかし、平均足は陽線または陰線が連続して表示される傾向があるため、非常にトレンドを把握しやすくなります。

次に、同じくトレンド系のMACDですが、移動平均線をベースに大きなトレンドを把握するのに適した分析手法で、オシレーター系に分類されることもあります。MACDとシグナルの2本の線で表され、MACDがシグナル線を下から上に抜けると買い、逆にMACDがシグナル線を上から下に抜けると売りのサインとなります。

MACDで売買サインを見つける


水色の◯が売りサイン、赤い◯が買いサイン。視覚的に相場の転換点を判断できます。

MACDは、チャートのトレンド通りにクロスしてシグナルを発してくれるのですが、移動平均線をベースに作られていることもあって、やや反応が鈍いです。そのため、ここにオシレーター系のRSIも加えます。

RSIは、売られすぎや買われすぎを判断する指標ですが、反応が早いため、MACDがクロスする前にシグナルを発してくれます。そこで、RSIのシグナル発生を確認したら、次にMACDがシグナルを発する可能性が高いと判断し、トラッキングトレード設定の準備を行います。

RSIは、一方的に上昇・下落するような場面では天底に貼りついてしまうようなダマシが発生するので、今回のようにMACDなどと組み合わせることをお勧めします。平均足は、色の連続性を元にトレンド継続の判断に用いてみてください。

トレンドに乗ればFXで大きな利益も可能

こうして見ると、「米ドル/円」は昨年末から下降トレンドが続いているため、まずは売りから入るのが正解といえるでしょう。

テクニカル分析を利用すれば買いから入ることはまず考えられませんが、仮に買いから入ってしまった場合はなるべく早めにトラッキングトレードを停止し、次のチャンスを待った方が良いです。

このように、トレンドをいち早く察知することで、前回の実践結果のようにトラッキングトレードの「米ドル/円」のショートで3000pips稼ぐことができたのです。

今回紹介したものはほんの一例ですが、テクニカル分析の組み合わせは数え切れないほどあります。人によって使い勝手の有無も異なるようなので、自分なりにテクニカル分析を組み合わせてみて、より効率の良いセットを探してみるのも面白いでしょう。

2種類のテクニカル分析

トレンド系

トレンド系は、移動平均線やトレンドラインなどのテクニカル分析で、現在の相場が上がっているのか下がっているのかといったトレンドを教えてくれます。

相場には上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場があり、トレンドに沿った売買を心がけないとうまく勝てません。大きく儲けるためには、このトレンドにいち早く乗ることが重要になります。

例)移動平均線・ボリンジャーバンド・平均足・MACD・一目均衡表

オシレーター系

オシレーターとは「振り子」という意味の英語で、振り子が行ったり来たりするように、相場も行ったり来たりするという考え方です。一方に振れ過ぎた振り子が戻るように、相場の行き過ぎを知らせてくれる分析手法は、オシレーター系指標と呼ばれています。

多くのオシレーター系指標はパーセンテージで表現されていて、「この指標が何%以上だと買われ過ぎ、上がり過ぎ」「何%以下だと売られ過ぎ、下がり過ぎ」というように判断します。

例)RSI・ストキャスティクス・W%R・モメンタム

※この記事は、FX攻略.com2016年7月号の記事を転載・再編集したものです

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