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Brexitは一旦材料出尽くしと見るが、一つ気がかりな点[雨夜恒一郎]

先週は、英国が国民投票でEU離脱を決めたことを受けて、ポンドが歴史的な暴落を演じ、主要株式市場も軒並み大幅に下落。リスク回避の円買いが殺到し、米ドル/円は一時99.02円と2013年11月以来の100円割れ。一日の値幅は7円を超え、過去最大規模となった。ユーロ/円は一時109.57円と2012年12月以来の安値、ポンド/円に至っては、金曜日早朝の160円台から一時133.31円まで下落し、一日で約16%超という下げ幅を記録した。

わずか3分で米ドル/円が103円から99円に

事前予想や世論調査の結果から、「接戦だがさすがに離脱はないだろう」と市場が高をくくっていたことが仇となった。機関投資家や実需企業が取引を見合わせたため、市場が極端に薄くなっていたうえ、激しい値動きでスプレッドが異常に広がった結果、本来つくはずのない異常値で取引が成立してしまった部分もある。

筆者は実際その瞬間を見ていたが、米ドル/円が103円を割ってから99円に達するまで要した時間はわずか3分ほどだった。いわゆるセリングクライマックスであり、おそらくは当面この安値を割り込んでいく可能性は小さいと判断している。ポンドやユーロについても同様である。

先週の当コラムでも述べたが、離脱決定は今後のEUとの長い交渉の始まりに過ぎず、直ちに英国やEUの経済が危機に陥るわけではない。また英国のGDPは世界全体から見れば3~4%に過ぎず、世界経済への影響も大きいとは言えない。

英国が今後EUや各国とどのような交渉を行い、どのような規制緩和をするかによってシナリオはいくらでも変わってくるし、リーマンショック級の経済危機が訪れるとまで考えるのは悲観的過ぎる。

セリングクライマックス後の展開

今回のBrexitのように、わかりやすい大きな材料でセリングクライマックスを迎えたあとは、しばらく暴落の日のレンジ内でもみ合いに入ることが多い。あまりに激しい値動きに市場が傷つき、いわば虚脱状態に陥るからだ。

急激かつ大幅に価格帯が変更されてしまったため、市場が再び均衡価格を見つけるのにはしばらく時間がかかるだろう。100円から106円、狭く見れば101円から105円の間で試行錯誤しながら一進一退の動きが続くのではないか。

欧州の金融セクターに要注意

ただ一つ気がかりなのは、欧州の金融セクターだ。英国のEU離脱によってシティーの地位が低下し、金融機関は大きな戦略転換を迫られる。株価や不動産価格が下落すれば銀行のバランスシートも傷つくし、巨額のデリバティブ取引を行っている金融機関の中には、今回の暴落で致命的な損失を被ったとこもあるかもしれない。

Brexitをきっかけに大手欧州金融機関が非常事態に陥るならば、金融市場にとってはむしろこちらのほうが爆弾だ。その場合はリーマンショック級の危機に再び突入しても不思議はない。十分に目配りをしておきたい。

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