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FX力を鍛える有名人コラム

私のFXトレードのポイント[不動修太郎]

私たち個人投資家がFXで勝つためには、チャートの読み方やテクニカル分析を身に付けることが重要ですが、それらのFXスキルを生かすにあたって押さえておかなければならないポイントがいくつかあります。ここでは不動修太郎さんに、トレードする上で大切にしているポイントを解説していただきます。

※この記事は、FX攻略.com2018年1月号の記事を転載・再編集したものです

相場を動かすテーマが何であるかを知る

多くの投資家が注目し、相場を動かすニュースの題材を「材料」あるいは「相場のテーマ」といいます。相場を読むには、何が「テーマ」になっているかを知り、それに関するニュースに注目しましょう。そのためには、月刊FX攻略.com本誌および公式サイトやFX業者のホームページの記事、メールマガジンに小まめに目を通してください。それらのニュースに繰り返し出てくる題材が「テーマ」です。同時に為替のチャートをしばらく見ているとニュースの相場への影響が分かってきます。そして数か月程で相場感が養われ、そのニュースで為替がどの位動くか予想できるようになります。

チャートで相場を予想するには?

銀行などの大手機関投資家は、経済情報を素早く入手するために社内に専門の部署、仕組みを持っているので、為替を動かす情報の入手においては個人投資家より有利な立場です。したがって、私たちは重要指標発表直前のようにニュースで為替が動く時期は投資を控えた方が良いです。そのためにも重要指標、要人発言のスケジュールを事前に知っておきましょう。

さて、ここでドル円4時間足のチャート①を見てください。序盤に相場の上昇を示すWボトムができて、6月14日以降は全体的に右肩上がりとなり、直線的にドル高円安に向かっています。このチャート①だけを見ていると、オレンジ色の矢印をつけた時点でもまだドルが上がりそうに思えるので、ドルを買いたくなりますね。

では、次に長期のドル円チャート②をご覧ください。実はチャート②の黒の破線で囲んだ時期がチャート①です。チャート②の紫の直線はレートの天井を結んだ抵抗線、そして赤い直線は底を結んだ支持線です。これらは相場の大きな値動き、方向性を知るために重要な直線ですが、抵抗線と支持線は両方とも少し右下がりになっていますよね。さらにチャート②には青で75日の移動平均線を加えてあります。その移動平均線も2017年3月からは長期的、平均的に少し右肩下がりとなっており、相場は下落(円高)傾向です。

チャート①のオレンジ矢印をつけたところは、長期のチャート②を見ると天井のレートに近く、そこから下がる可能性は高いと予想できます。よって、その場所はドルを買うのではなく、逆にドルを売るべき時期であったといえます。もしドルを買うのであれば、チャート①のもっと早い時期、青い矢印の時期に買えば良いですね。

このように短期的な取引でも、短期のチャートだけを見ていると予想を外してしまうことが多いです。まずは長期的な相場の動きをつかむために、1年以上の相場の流れを見てから短期のチャートで相場を予想しましょう。普段5分足を見てトレードをしているなら、最初に日足のチャート、続いて4時間足のチャートも見てください。そして長期のチャートでは、抵抗線、支持線、長期移動平均線に注目しましょう。チャート②の2017年3月以降の相場は少し下落、つまり円高に動いていますが、穏やかな相場ですね。もし、長期的に大きく円高に動いているなら、短期的にもドル買いではなく相場の流れに沿ったドル売りを勧めます。

次に、長期チャートで最近の相場の天井と底、もみ合ったレートをチェックしてください。それらのレートで近い将来に再び同じように相場が上昇から下落に転じるなど節目になるケースが多く、相場を予想する上で大切な手がかりになります。

売買ルールを見直して改善することが大切

チャート上にテクニカルと売買ルールを表示し、それらの勝率を検証しましょう。ボラティリティ(変動幅)が小さい相場で勝てる売買ルールは、荒れて動きが速い相場では勝てない場合もありますから、相場の様子が変わったら必ずテクニカル、売買ルールのチェックをしてください。

また、相場に変化がなくても少なくとも3か月に一度は、最近の相場、売買ルールを振り返りましょう。同じように売買しているのに勝率が落ちてきたとすれば、最近の相場の流れが変わっていると考えて、テクニカルの使い方やパラメーターを変えるべきです。為替相場が動かない土日にそれまでの1か月単位のチャートをじっくりと見て、その翌週の予想を立てましょう。

このようになぜ負けたのか、なぜ勝ったのかを振り返り、自分の取引を常に改善し続ける習慣が大切です。

※この記事は、FX攻略.com2018年1月号の記事を転載・再編集したものです

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