前回までで「FX業界での情報の氾濫」に対するお話しをしていきました。 今日からは「確率と利幅」という障害についてお話していきたいと思います。
FXで必要な確率の知識とは
FXに限らず、マーケットの世界では、確率という言葉が良く出てきます。確率というと、学生の頃苦手だった方が多いのではないでしょうか。ただ、トレードにおいて理解しなければならない確率というのは、そう難しいものではありません。
10回中3回勝つなら、勝率30%。10回中8回勝つなら勝率80%です。 これくらいで十分です。簡単ですね。
では、例えば貴方が、勝率80%の手法を手に入れたとしましょう。かなりの勝率です。 今日からウキウキ気分でトレードを始めました。
1回目、無事に勝利です。二回目、これも無事に勝利。もう気分はどんどん上がっています。3回目、負けました。まぁこんなこともあるでしょう。4回目、負けです。そして5回目、また負けました。
え? 勝率80%じゃないの? これって詐欺じゃない?
結論から言うと、これではまだ詐欺かどうかわかりません。勝率80%でも、3連敗、4連敗とすることはあります。ですが、ここがほとんどの人がひっかかってしまう、確率の罠なのです。
貴方は今サイコロを持っています。全ての目の出る確率は1/6です。これを6回振ったとします。 では、本当に確率通り、全ての目が1回ずつ出るでしょうか? 考えてみてください。
普通に考えて出ませんよね。1が3回出て、あと4,5,6が出たけど2と3は出ていない、なんてことが普通にあると思います。
では、回数を増やしていきましょう。たとえば、60回、600回、6000回…、 6000回くらいやると、勿論誤差はありますが、だいたい1000回ずつくらいそれぞれの目が出るんじゃないでしょうか。
確率の罠に騙されるな!
これが、確率の罠です。つまり、確率というのは、回数をこなしてはじめて効いてくるものなのです。
勝率80%でも、3連敗4連敗することはあるんです。問題は、100回200回トレードした時に80%から大きく外れているかどうかなのです。
でも、ほとんどの人はこれが理解できません。連敗すると、すぐに諦めて別の手法を探しに行きます。その結果、手法ジプシーになってしまうのです。
確率は、初心者の間に、本当に理解して頂きたい部分です。少し退屈かもしれませんが、次回ももう少し、確率についてお話していきたいと思います。
現役ヘッジファンドトレーダーの日々の売買ルールを分かりやすく解説!
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |