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【Dealer’sEYE】今夜のFOMCはダウンサイドリスクに警戒[井口喜雄]

こんにちは トレイダーズ証券の井口喜雄です。

今週前半の相場振り返り

それでは、今週前半の相場を振り返ってみたいと思います。

原油先物価格が一時34ドル台まで下落するなどリスクオフの展開からドル円も120.30円付近まで下値を拡大しました。その後は、原油先物が割安感から反発したほか、昨日発表された11月の米消費者物価指数は、コアベースで昨年5月以来となる大幅上昇したことで、FOMC前にインフレ動向が確認できたことが買い材料となり121.70円まで回復し推移しています。

今夜はFOMCが控えており、政策金利発表が28時(翌日4時)でイエレンFRB議長の記者会見が28時30分(翌日4時30分)に予定されています。今年最後のイベントと言っても過言ではないFOMCでマーケットはどのような流れとなるのか、しっかりと戦略を立てておきましょう。

さてドル円ですが、今夜開催されるFOMCの発表直後に様々な思惑から乱高下するため、短期ポジションはスクエアにしておきます。中期的にみると今回のFOMCで利上げは確実視されており、その後の利上げペースが緩やかになる事も織り込まれています。ドル上昇の材料出尽くし感は否めないなか、仮にドル上昇のシナリオを書くならば、来年3月に追加利上げ余地を残しつつ、年4回以上(市場予想は3回)の引き上げペースが必要と考えます。

しかし、最近の原油安を背景に追加利上げには慎重にならざるを得ず、イエレン議長の会見はハト派的なものになるとみており、私は引き続きダウンサイトリスクを警戒しています。チャートを見ていても8月24日のチャイナショック前と似た値動きをしており、マーケットがクリスマス休暇モードに突入し薄商いのなか、急落するイメージが抜けません。

ただし、ドル円が120円台割れの急落した場合には、今週18日(金)に予定されている黒田日銀総裁の記者会見で企業業績の下支えの為に日銀追加緩和に含みを持たせる発言をする可能性があるため、追随売りは慎重さが求められます。

テクニカル的には121.60円付近に掛かる200日間単移動平均線(黄線)がポイントとなります。この水準をキープできないようであれば下値は脆弱で、次のサポートは日足一目均衡の雲下限120.80円となります。上値は11月強固なサポートとして機能していた122.30円付近がレジスタンスとなります。

ドル円日足 200日間単移動平均線(黄線)がポイント

チャート(8/27~12/27)

売買比率

売買比率

ドル円は日米の金利差を背景に中長期的なロングポジションが優勢で70%の参加者がブルとなっています。基本スタンスは間違っていないものの、米利上げペースが予想以上に緩やかになるようであればドル円のバイアンドホールドも見直す必要が出てきそうです。

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