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アツくならないコツとそうなってしまったときの対処法〜「休むこと」があなたを救う[香澄ケイト]

アツくならないコツとそうなってしまったときの対処法〜「休むこと」があなたを救う[香澄ケイト]

人はあることに熱中すると集中力を発揮する一方、つい冷静な判断が下せなくなることがあります。そしてこれがトレードの場面において起こると、大きな損失を生み出す原因となり得るのです。どのような対策と対処法があるのか、香澄ケイトさんに教えていただきましょう。

アツさがイタさへ

常に冷静さを保ち、淡々とした気持ちでトレードする——。分かってはいます、願わくばそうしたい。しかし、時としてアツくなってしまいませんか。アツくなっても儲けられるのであれば何も問題はありませんが、大抵は損失を招いてしまうんです。

FXをやっていること自体が、自分の熱い気持ちの表れではないかと思います。お金を儲けたいという気持ちはもちろんあるにしても、新しいことにチャレンジするわけですから、悪いことではないと思います。ただその熱さが正しくアツくなくて、イタい方向に近い結果を生み出すことがあるから問題なのです。

アツくならないようにするためにはどうすれば良いのか。その「傾向と対策」のために、最初に取るべきステップとして、トレードノート(トレードの記録)の作成をお勧めしたいと思います。

トレードノートで“アツさ”を冷ませ

トレードノートを付ける利点は、文章にしてまとめておくことで学習効果が高まり、トレードの進化に役立たせることができる点です。トレードには、どうして自分が買おうと思ったのか、または売ろうと思ったのか、エントリーの根拠が必要です。

ですからトレードする前に、トレードノートにその判断の根拠を書きましょう。「損失を取り戻したいから」では、エントリーの理由にはなりません。テクニカルなりファンダメンタルズなりの判断の根拠がなくてはなりません。それがないならば、トレードは見送りです。

また、トレードノートは自分がアツくなりがちなパターンを把握することにも効果的です。人によってアツくなるシチュエーションは違うでしょう。私の場合は、レートの動きに触発(誘惑)されて「飛び乗り」や「追っかけ」をしてしまうんです。

「ああ、(やっぱり)上がっていっている。ホラ、だからさっきエントリーすれば良かったのに。今エントリーしなきゃ儲けを逸しちゃう」とか思って慌ててしまうんです。で、だいたい自分がエントリーしたときから逆行するんですが……。あのときこういうマーケットの状況だったから暴走したとかパニックになったとか、自分の心理状態も書きましょう。

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休むが勝ち(価値)

相場には、「売るべし、買うべし、休むべし」という格言があります。何も、売るばかり買うばかりがトレードではありません。「休むが勝ち(価値)」の場合もあるのです。何回か負けが続いたら、トレードは休みましょう。

あるトレーダーの方が、「負けが込んだときは、自分の冷静さを取り戻すために、トレードはスパッと止めてしまう。ただし、毎日のデータは必ず取り、トレードしない間でも、ここから上がるのか下がるのかというシナリオを描いて、自分のリズムを整えるようにする」とおっしゃっていましたが、なるほどと思いました。

自分の相場観に狂いが生じ損失が発生したら、相場から離れ、この間に目の曇り(自分の誤りや先入観)を払拭し、心身をリフレッシュさせ次なるトレードへの充電をする。損を出したときに、どれだけ割り切りや気持ちの切り替えができるかは大事なことだと思います。

私の場合は、3回続けて損失を出した場合、トレードを休止します。3回続けて負けるということは、自分の予想が相場とマッチしていないことの表れ。自分と相場のリズムが合っていないのならば、また自分にとって難しい相場つきであるのならば、無理してトレードせずに休めば良いのです。

自分を敵に回すか味方にするかはアツさ次第

また、気分転換をすることはとても重要です。「これからアツくなりそうな」とか「今アツくなっている」自分に気づいたら、一旦パソコンから離れるようにしましょう。この時点では本格的にアツくはなっていませんから、散歩に行ったり、お風呂に入ったり、何でも良いんです、気分を変えて戻ってくると、案外相場の流れも、自分に好都合な方向に変わっていることがあります。

相場を常時見るよりも、むしろ見ないようにする方が良い結果を生み出すような気がします。ずっと相場を見ているとレートの上下にドキドキハラハラして気が休まりません。ストップロスさえ、置いておけば良いんですからね。

トレードを続けていくうちに分かったのは、自分は相場よりも自分自身と戦っているということ。アツくなれば自分を敵に、アツくならなければ自分を味方につけることができるのではないでしょうか。

※この記事は、FX攻略.com2017年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

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