こんにちは。国府勇太です。
さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。 見るのは日足です
先週の一言「下落!109円台へ!」
先週を一言で表すと「下落!109円台へ!」です。
18日(月)に111.45円でスタートしたドル円。 2営業日連続でほぼ動きはありませんでした。
大きく動き出したのは、20日(水)。 FOMCの発表を受けてドル円は大きく下落しました。
この日の内容は主に3点です。
・今回、利上げなし(FF金利の誘導目標を据え置き) ・今年の想定利上げ回数はゼロ(18年12月時点では2回だった) ・保有資産の縮小を9月に停止
今回の発表は、今までとは異なりかなり急に方向転換をしています。 いずれもドル安の材料となります。
この発表を受けて、110.53円まで下落。
そして、21日(木)に安値更新したのちに反発するも、22日(金)のロンドン時間に再び下落。 ユーロの景気減速懸念の再燃につられてドルが売られる形となりました。
日本時間の深夜0時には先週の安値109.742をつけました。 その後、クローズに向け小反発するも上がりきらず結局110円割れの109.92円で週末クローズしました。
流れが一気に変わった一週間でした。
ドル円、今週の見通し
ボリンジャーバンドをプロットしてみましょう。
パラメータ(設定値)は±2シグマ(黄線)、±3シグマ(緑線)です。
FOMCの発表の下落で、マイナス2シグマに接近し、週末の下落でマイナス3シグマにまでタッチしています。 テクニカル的に、過去の変動率から考えると、「かなり下げすぎ」のチャートです。
大台110円を割っているので、安易な逆張りは怖い(危ない)ポイントです。
ただ、再びしっかり110円台を回復するようであれば、ロングを持つことで回復分の利幅の比較的大きな利益を狙えるポイントでもあります(スイングトレードの場合)。
この場合の利食いの目安は2つです。
それは、
①MAラインの111.233円 ②+2シグマの112.210円
です。
それぞれの戦略(損切りラインはどこか、どのくらい保有するかなど)に応じて目安にしてください。
では、今週もがんばりましょう。
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