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才色兼備なフィスコ企業リサーチレポーターの何でもコラム|第11回 2021年は夢から覚めた、リアルな経済の始まり[馬渕磨理子]

才色兼備なフィスコ企業リサーチレポーターの何でもコラム|第11回 2021年は夢から覚めた、リアルな経済の始まり[馬渕磨理子]

※この記事は、FX攻略.com2021年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

 2021年は夢から覚めた、リアルな経済の始まり、マネーの乱の開幕です。2021年は十二支では丑(うし)年にあたり、相場格言は「丑つまずき(うしつまずき)」と厳しい1年が暗示される一方で、相場用語で牛はブル=強気を意味します。

 2020年の世界経済は新型コロナウイルスによりリーマンショックを超える経済的ダメージに襲われましたが、菅政権の抜本的改革から9月以降は経済への回復期待が膨らんでいます。2021年は波乱含みながら、さらに経済が上昇する状況が整うとの見立てです。

丑年の法則、12年に一度の不思議な傾向

 12年前の丑年(2009年)はリーマンショックから経済が回復していく1年となりました。36年前の丑年(1985年)に行われたプラザ合意は、日本経済に大きな影響を及ぼすほどの流動性が起き、バブル景気のきっかけになったともいわれています。急速な円高による低金利政策が継続されることで不動産の過剰流動性が起き、不動産バブルを引き起こしたことなどを振り返れば、2021年も経済が回復していく中でのマネーの大きなうねりが起きることは避けられないでしょう。

 この傾向を念頭に置きながら、そのうねりに飲み込まれないためには「実態=リアル」に目を向けることが対策になります。

丑年の法則、12年に一度の不思議な傾向

  • 36年前の丑年(1985年)プラザ合意後:日本経済に大きな影響を及ぼし、バブル景気のきっかけに
  • 12年前の丑年(2009年):リーマンショックから経済が回復していく1年
  • 2021年:経済が回復していく中でのマネーの大きなうねりが起きる

うねりに飲み込まれないためには「実態=リアル」に目を向けることが対策

2021年「マネーの乱」を制するのは

 株式市場におけるコロナ相場では、いくらでも夢を見ることができました。ウィズコロナ関連銘柄などの中には業績が伴っていないにもかかわらず、グロース株の一環として大幅な株価上昇を伴う銘柄もありましたが、「期待」だけでは相場は続きません。2021年は銘柄によっては「期待」が剥落する局面に入るでしょう。

 11月頭のワクチン期待は、相場に「歪(ゆが)み」をもたらしたと思われます。米連邦準備制度理事会(FRB)は2023年末までの金融緩和継続を表明していることから、超過剰流動性の相場は継続であり、ダウ工業30種平均はいずれ3万ドルに到達する状況でした。しかし、ワクチン期待によって一夜にして約3万ドルに接近してしまったのです。じっくりと時間をかけて上昇を楽しめばいいものを、約2000ドル近く急騰したことで、今後ワクチンのネガティブな報道が出れば急落するなどのボラティリティが高まってしまう「歪み」を与えています。

 2021年を通して懸念材料であるのが、ドルの過剰相場が続くことによるドル安・円高です。自動車業界を始めとして、企業業績の回復基調に水を差しかねないでしょう。

 一方、コロナ禍のダメージからの回復とワクチン期待が渦巻く相場の中で、着実に株価水準が上昇しているのが好業績の企業です。コロナ禍での「期待」に振り回されるのではなく、より「実態」を見るようになるのが、2021年の日本経済となりそうです。

 回復の1年となる2021年「マネーの乱」を制するのは、リアリスト、つまり「期待」ではなく、経済の「実態」を重視できる人でしょう。

第11回まとめ

  • 2021年は十二支では丑(うし)年にあたり、相場用語で牛はブル=強気を意味する
  • 2021年は経済が回復していく1年になる
  • 2021年「マネーの乱」を制するのは、「実態」を重視できる人

※この記事は、FX攻略.com2021年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

ABOUT ME
馬渕磨理子
まぶち・まりこ。投資歴7年目。アベノミクスの立ち上がりの時期に企業で資産運用を任され、3年間の専業トレーダーを経て、フィスコの企業リサーチレポーターへ。現在は日本クラウドキャピタルでマーケティングの業務も行う。同志社大学法学部卒、京都大学公共政策大学院、公共政策修士。大学時代はミス同志社を受賞。
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