エントリーは大きくわけて2種類の方法がある
こんにちは、齊藤トモラニです。FXの売買をするときに最初にするのは、ポジションをもつということですね。エントリーです。エントリーしなければ利益にはなりませんし、もちろん損もしません。そして、そのエントリーには無数の方法がありますが、大きくわけて2種類の方法があります。
方法①:順張り
ひとつ目は、「順張り」といわれる方法です。これは、動いてきている方向に沿ってトレードする方法。たとえば、上昇している通貨ペアがあると、もっと上昇するだろうということで、買いから入るトレードです。
方法②:逆張り
ふたつ目の方法は、「逆張り」といわれる方法。これは先ほどの上がってきているのをみたら、そろそろ天井だろうから売ろうと、売りから入るトレードです。
相場環境によってエントリー方法は変わる
ではこの2つの方法……どちらがいいのか?というと、そのときの相場の環境によって違います。たとえば、こんなチャート(チャートA)はどうでしょうか。
このチャートAで、①の順張りでトレードしたらどうでしたでしょうか? なんとなく上がってきてるから買いで入ってみると……。
ちょっと上がりましたが、その後大きく下がってしまいました。それでは次のチャートではどうでしょう?
②の考え方である逆張りでトレードしたらどうでしたでしょうか? 上がってきているから、売ってみようですね?
そのまま上がってしまいましたね。このように相場の環境、チャートのかたちによって順張りのほうが良いときと、逆張りのほうが良いときがあります。ただ、最初から両方の方法はなかなかできづらいので、まず、初心者の内は①の順張りの方法でトレードしたほうがいいと思います。2つのチャートの内では、チャートBのかたちのときに、順張りでエントリーをするということですね。真ん中に引いてある赤いラインに価格が絡んで蛇行していないようなチャートのときに、順張りでエントリーするという方法です。
実際のエントリー方法
では、実際のエントリーはどのようにすればいいでしょうか? ちなみに、この赤いラインは20EMAというものです。チャートのトレンドをわかりやすくしてくれるものですね。トレンドというのは簡単にいうと「上がっているか?」「下がっているか?」 です。
この20EMAの上にろうそく足の束があるときで、20EMAが上に傾いているときは上(買い)のみ狙います。反対の場合は下(売り)のみ狙います。そして、とても簡単なトレード方法としては、この20EMAの上で10本以上ろうそく足の高値が切りあがっていないで、横にいっているようなところを見つけて、その上のブレイクで買うというのがあります。チャート上に青●で囲ったようなところですね。そして、エントリーした後は必ず損切り用のストップを置かなくてはいけませんが、それは20EMAの下にくるように置きます。そして、エントリーした後は利益確定ですね。実は、この利益確定が一番難しいのですが、初心者の内は、損切りの幅と同じ幅を利益確定のターゲットにしてもいいでしょう。
順張り、逆張りの見わけ方
では、チャートAになるか、チャートBになるか、はどうやって見わければよいでしょう? ひとつは、20EMAに傾きがあり、価格が20EMAにサポートされているようなものはBになりやすく、20EMAが上下に蛇行するように動き、価格が20EMAを上下するようならAになりやすいです。
もうひとつのポイントとしては、RSIですね。RSIが30以下にいったあと、すぐに70以上にいったりしているものは、Aになりやすいです。Bになりやすいものは、RSIが70以上をつけた後、なかなか30以下にはなりません。また、30以下をつけた後、なかなか70以上にはならないのです。チャートは、AとBのかたちを繰り返しながら動いています。そのため、エントリーチャンスまで待つことが大事ですね。(月刊FX攻略.com 2013年11月号掲載)
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