「米ドル/円」は「晴れ」の局面に入った[田嶋智太郎]

ついに「米ドル/円」は、6月初旬から形成していた下降チャネルを上放れ、そのままの勢いで一目均衡表の日足「雲」上限をも上抜けた。文字通り「晴れ」の局面を迎え、昨日(16日)は終値で124円台を回復。かねて124円台前半の水準では幾度も押し戻されるパターンを繰り返しているだけに、目下はひとつの正念場を迎えている。再び125円台を回復する可能性は十分にあると見られるが、そのためには、もうひとつ材料が欲しいところだ。

その一方で、「ユーロ/米ドル」は、3月半ばあたりから形成していた中期的な上昇チャネルを下放れ、昨日は日足「雲」下限をも明確に下抜けた。当座の下値メドは5/27安値=1.0819ドルであり、同水準を下抜けると、5月高値と6月高値のダブルトップが完成する。完成した場合の下値目標をセオリーに基づいて想定すれば、3月安値=1.0462ドルを下抜けてもおかしくない。あらためて「ユーロはドルとパリティになる」との見方が強まってきそうだ。

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田嶋智太郎(たじまともたろう)

経済アナリスト。アルフィナンツ代表取締役。1964年東京都生まれ。 慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJ証券勤務を経て転身。主に金融・経済全般から戦略的な企業経営、ひいては個人の資産形成、資金運用まで幅広い範囲を分析・研究する。民間企業や金融機関、新聞社、自治体、各種商工団体等の主催する講演会、セミナー、研修等の講師を務め、年間の講演回数はおよそ150回前後。週刊現代「ネットトレードの掟」、イグザミナ「マネーマエストロ養成講座」など、活字メディアの連載執筆、コメント掲載多数。また、数多のWEBサイトで株式、外国為替等のコラム執筆を担当し、株式・外為ストラテジストとしても高い評価を得ている。自由国民社「現代用語の基礎知識」のホームエコノミー欄も執筆担当。テレビ(テレビ朝日「やじうまプラス」、BS朝日「サンデーオンライン」)やラジオ(毎日放送「鋭ちゃんのあさいちラジオ」)などのレギュラー出演を経て、現在は日経CNBC「マーケットラップ」、ダイワ・証券情報TV「エコノミ☆マルシェ」などのレギュラーコメンテータを務める。主なDVDは「超わかりやすい。田嶋智太郎のFX入門」「超わかりやすい。田嶋智太郎のFX実践テクニカル分析編」。主な著書は『財産見直しマニュアル』(ぱる出版)、『FXチャート「儲け」の方程式』(アルケミックス)、『なぜFXで資産リッチになれるのか?』(テクスト)など多数。最新刊は『上昇する米国経済に乗って儲ける法』(自由国民社)。

公式サイト:田嶋智太郎の投資&経済研究所

Twitter:https://twitter.com/economitomo

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