ついに「米ドル/円」は、6月初旬から形成していた下降チャネルを上放れ、そのままの勢いで一目均衡表の日足「雲」上限をも上抜けた。文字通り「晴れ」の局面を迎え、昨日(16日)は終値で124円台を回復。かねて124円台前半の水準では幾度も押し戻されるパターンを繰り返しているだけに、目下はひとつの正念場を迎えている。再び125円台を回復する可能性は十分にあると見られるが、そのためには、もうひとつ材料が欲しいところだ。
その一方で、「ユーロ/米ドル」は、3月半ばあたりから形成していた中期的な上昇チャネルを下放れ、昨日は日足「雲」下限をも明確に下抜けた。当座の下値メドは5/27安値=1.0819ドルであり、同水準を下抜けると、5月高値と6月高値のダブルトップが完成する。完成した場合の下値目標をセオリーに基づいて想定すれば、3月安値=1.0462ドルを下抜けてもおかしくない。あらためて「ユーロはドルとパリティになる」との見方が強まってきそうだ。
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